第24章 サーバーとサービス
PDF ファイルを cups
で上下逆さまに印刷することができない
CUPS 印刷システムでは、印刷ページを上下逆さまに回転させるはずの
lp -d [printer] -o orientation-requested=6 [filename]
コマンドの -o orientation-requested=6
オプションが機能しません。(BZ#1099617)
PDF ファイルを fit-to-page (ページ幅に合わせる) と fitplot のオプションを使用して印刷するとハードウェアマージンのあるプリンターで機能しない
CUPS 印刷システムでは、
lp -d printer-with-hwmargins -o fit-to-page
および lp -d printer-with-hwmargins -o fitplot
コマンドは、-o fit-to-page
と -o fitplot
のオプションを使用してドキュメントがページサイズに収まるようにサイズ変更します。このオプションは、ハードウェアマージンのあるプリンターで PDF ファイルをプリントする際には機能しません。(BZ#1268131)
DHCP
クライアントが間違ったインターフェースでユニキャストリクエストを送信する
DHCP
クライアントは同一サブネット上で複数のインターフェースをサポートしておらず、ユニキャストリクエストが適切なインターフェースで送信することを保証できません。このため、DHCP
クライアントはリースの更新に失敗し、ネットワーク設定が機能しなくなります。現時点では回避策はわかっていません。同一サブネットに 2 つのインターフェースが接続されている設定では、DHCP
クライアントを使用することができません。(BZ#1297445)
pdf2dsc
スクリプトで *.pdf ファイルから変換した *.dsc ファイルを Evince で開くことができない
*.pdf (Portable Document Format) ファイルを
pdf2dsc
スクリプトで *.dsc (Document Structure Convention) ファイルに変換し、この変換された *.dsc ファイルを Ghostscript のサンドボックスの外にある Evince GNOME で開くことができなくなりました。これは固定オプション -dSAFER
によるもので、これにより Ghostscript は強制的にサンドボックスモードで動作します。この問題に対する回避策の詳細は、https://access.redhat.com/articles/2948831 を参照してください。(BZ#1411843)