2.5.2. DLM チューニングオプション: DLM テーブルサイズを拡大
DLM はクラスター内のノード間でのロック情報の管理、調整、受け渡しなどに複数のテーブルを使用します。この DLM テーブルのサイズを大きくすることでパフォーマンスが向上する場合があります。Red Hat Enterprise Linux 6.1 以降では、これらのテーブルのデフォルトサイズが拡大されていますが、以下のコマンドを使用して手動で拡大することも可能です。
echo 1024 > /sys/kernel/config/dlm/cluster/lkbtbl_size echo 1024 > /sys/kernel/config/dlm/cluster/rsbtbl_size echo 1024 > /sys/kernel/config/dlm/cluster/dirtbl_size
これらのコマンドは、永続的ではなく、再起動後には無効となるため、起動スクリプトに追加して、GFS2 ファイルシステムをマウントする前に実行する必要があります。さもなければ、変更は警告なしに無視されてしまいます。
GFS2 ノードのロックに関する詳細は 「GFS2 のノードロック機能」 を参照してください。