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第2章 インストール

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本セクションでは、Red Hat Enterprise Linux 6 と Red Hat Enterprise Linux 5 とのインストール手順の違いについて簡単に説明します。使用されている Red Hat Enterprise Linux 5 のリリースによってはすでに導入されている場合もあるため、ここで説明しているオプションや技術がすべて適しているとは限りません。

2.1. カーネルと起動オプション

  • Red Hat Enterprise Linux をインストールする前に、boot: プロンプトで memtest86 と入力するとメモリーのテストを行うことができます。このオプションにより Anaconda システムインストーラではなく、独立型のメモリーテストソフトウェア Memtest86 が実行されます。このソフトウェアを一度実行すると、Esc キーを押すまで Memtest86 メモリーテストは繰り返して実行が継続されます。
  • モジュールの読み込み順序を指定する際、旧式の scsi_hostadapter オプションの代わりに rdloaddriver カーネルパラメーターが今後は必要になります。
  • KMS (Kernel Modesetting) はグラフィックモードを初期化する役割をカーネルに渡す機能です。デフォルト有効になります。KMS では次を提供します。
    • グラフィカル起動の改善
    • ファストユーザースイッチの高速化
    • シームレスな X サーバー切り替え
    • グラフィカルなパニックメッセージ
    システムの起動時に nomodesetboot: 行に付けるとすべてのドライバーに対して KMS を無効にすることができます。
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