6.4. PXE を使用したゲスト の作成
要件
PXE ゲストのインストールには、インストールするゲスト仮想マシンと同じサブネットで実行している PXE サーバーが必要です。これを実行する方法は、仮想マシンがネットワークに接続される方法によって異なります。PXE サーバーの設定が必要な場合は、サポートにお問い合わせください。
virt-install を使用した PXE インストール
virt-install PXE インストールには、--network=bridge:installation パラメーターの両方が必要です。ここで、installation
はブリッジの名前および --pxe
パラメーターです。
reboot-timeout
を使用して、起動可能なデバイスが見つからなかった場合にゲストが起動を再試行できるようにします。以下に例を示します。
# qemu-kvm -boot reboot-timeout=1000
例6.2 virt-install を使用した完全仮想化 PXE インストール
# virt-install --hvm --connect qemu:///system \ --network=bridge:installation --pxe --graphics spice \ --name rhel6-machine --ram=756 --vcpus=4 \ --os-type=linux --os-variant=rhel6 \ --disk path=/var/lib/libvirt/images/rhel6-machine.img,size=10
--hvm
)ゲストは、--graphics spice
パラメーターの代わりに --location
および --extra-args "console=console_type"
が指定された場合にのみ、テキストのみの環境にインストールできます。
手順6.2 virt-manager を使用した PXE インストール
PXE を選択します。
インストール方法として PXE を選択し、残りの手順に従って OS タイプ、メモリー、CPU、およびストレージ設定を行います。図6.8 インストール方法の選択
図6.9 インストールタイプの選択
図6.10 仮想化ハードウェアの詳細の指定
図6.11 ストレージの詳細の指定
インストールの開始
インストールを開始する準備が整いました。図6.12 仮想マシンの詳細の最終処理