7.5. multipathd デーモンの管理
multipathd
コマンドを使用して、multipathd
デーモンを管理できます。
手順
multipathd show maps
コマンドの出力のデフォルトフォーマットを表示します。# multipathd show maps name sysfs uuid mpathc dm-0 360a98000324669436c2b45666c567942
一部の
multipathd
コマンドには、後にワイルドカードが付いたformat
オプションを含むものがあります。次のコマンドを実行すると、使用できるワイルドカードのリストを表示できます。# multipathd show wildcards multipath format wildcards: %n name %w uuid %d sysfs ...
multipathd
が監視しているマルチパスデバイスを表示します。ワイルドカードを使用して、表示されるフィールドを指定します。# multipathd show maps format "%n %w %d %s" name uuid sysfs vend/prod/rev mpathc 360a98000324669436c2b45666c567942 dm-0 NETAPP,LUN
multipathd
が監視しているパスを表示します。ワイルドカードを使用して、表示されるフィールドを指定します。# multipathd show paths format "%n %w %d %s" target WWNN uuid dev vend/prod/rev 0x50001fe1500d2250 3600508b4001080520001e00011700000 sdb HP,HSV210
データを raw 形式で表示します。
# multipathd show maps raw format "%n %w %d %s" mpathc 360a98000324669436c2b45666c567942 dm-0 NETAPP,LUN
raw 形式ではヘッダーは出力されず、フィールドがパッディングされていないため、列とヘッダーが調整されていません。このため、出力はスクリプトで使いやすくなります。
関連情報
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multipathd
(8) の man ページ