11.12. デスクトップ
RHEL 9 にアップグレードすると、Firefox アドオンが無効になります
RHEL8 から RHEL 9 にアップグレードすると、Firefox で以前に有効にしたすべてのアドオンが無効になります。
この問題を回避するには、アドオンを手動で再インストールまたは更新します。その結果、アドオンは予想通りに有効になります。
RHEL 9 へのアップグレード後に VNC が実行されていない
RHEL8 から RHEL 9 にアップグレードした後、以前に有効にされていたとしても、VNC サーバーは起動に失敗します。
この問題を回避するには、システムのアップグレード後に vncserver
サービスを手動で有効にします。
systemctl enable --now vncserver@:port-number
# systemctl enable --now vncserver@:port-number
その結果、VNC が有効になり、システムが起動するたびに期待どおりに起動します。
User Creation 画面が応答しない
グラフィカルユーザーインターフェイスを使用して RHEL をインストールすると、User Creation の画面が応答しなくなります。そのため、インストール中にユーザーを作成するのが困難です。
この問題を回避するには、以下のソリューションのいずれかを使用してユーザーを作成します。
- VNC モードでインストールを実行し、VNC ウィンドウのサイズを変更します。
- インストールプロセスの完了後にユーザーを作成します。
xorg -configure
が仮想マシン上に Xorg 設定ファイルを作成できない
仮想マシン上に Xorg 設定ファイルを作成するために xorg -configure
を実行すると、設定するデバイスが不足しているために、実行が失敗します。この問題により設定が失敗します。この問題を回避するには、Xorg ドキュメントに記載されているガイドラインに従って xorg.conf
ファイルを手動で作成するか、Extended Display Identification Data (EDID) オーバーライドなどの代替メカニズムを使用してディスプレイ解像度を微調整します。この回避策を実行すると、Xorg サーバーが正しい設定で機能します。
Jira:RHELDOCS-20196