14.8. アクション
14.8.1. VDSM をインストールするアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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ホストに VDSM および関連ソフトウェアをインストールします。ホストのタイプは、このアクションの追加パラメーターを定義します。
- Red Hat Enterprise Linux ホスト: このホストタイプには、ホストの
root
ユーザー用のパスワードを参照するroot_password
要素が必要です。 - Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor ホスト: このホストタイプには、Red Hat Enterprise Virtualization Manager サーバーに格納されている ISO ファイルを参照する
image
要素が必要です。
例14.28 Red Hat Enterprise Linux ホストに VDSM をインストールするアクション
例14.29 Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor ホストに VDSM をインストールするアクション
14.8.2. ホストをアクティブ化するアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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仮想マシンの実行などに使用するホストをアクティブ化します。
例14.30 ホストをアクティブ化するアクション
14.8.3. ホストネットワークの設定アクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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ホストで複数のネットワーク設定を構成します。
setupnetworks
アクションは、別のネットワークインターフェースにネットワークを移動するなど複雑なネットワーク設定に使用することができます。
例14.31 ホストのネットワーク設定を編集するアクション
このアクションは、標準の NIC 要素で、指定した全ホストネットワークリソースを更新します。要求には、以下の表に記載の追加要素が含まれます。
要素 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
modified_bonds | 複合型 | ボンディングを作成または更新します。各 host_nic 要素には、標準の bonding 要素が含まれます。「ボンディングインターフェース」を参照してください。 |
removed_bonds | 複合型 | 削除するボンディングの ID 一覧 |
modified_network_attachments | 複合型 | ホスト上のネットワークアタッチメントを追加または更新します。各 network_attachment 要素には標準ホストの network_attachment 要素が含まれます。「ホストのネットワークアタッチメントのサブコレクション」を参照してください。host_nic ID を変更すると、異なるネットワークインターフェースカードにネットワークが移動されます。 |
synchronized_network_attachments | 複合型 | データセンターの論理ネットワーク定義と同期する必要のあるネットワークアタッチメントの ID 一覧 |
removed_network_attachments | 複合型 | 削除するネットワークアタッチメントの ID 一覧 |
modified_labels | 複合型 | ラベルを作成または変更します。各 label 要素には、名前または ID で識別される label id (ラベルの作成時) と host_nic が含まれます。host_nic ID は、ラベルを異なるネットワークインターフェースカードに移動します。 |
removed_labels | 複合型 | 削除するラベルの ID 一覧 |
checkConnectivity | ブール値 | ホストと Red Hat Enterprise Virtualization Manager の間の接続を検証するには、true に設定します。接続が切断されると、Red Hat Enterprise Virtualization Manager は設定を元に戻します。 |
connectivityTimeout | 整数 | 接続の切断のタイムアウトを定義します。 |
14.8.4. ホストをフェンスするアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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API ユーザーがホストの電源管理デバイスを制御するには、
fence
アクションを使用します。使用可能な fence_type
オプションは、capabilities
に記載されています。
例14.32 ホストをフェンスするアクション
14.8.5. ホストを非アクティブ化するアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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メンテナンスタスクを実行するために、ホストを非アクティブ化します。
例14.33 ホストを非アクティブ化するアクション
14.8.6. ホストを承認するアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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事前にインストール済みの Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor ホストを承認して、仮想化環境で使用できるようにします。またこのアクションは、オプションの
cluster
要素を受け入れ、ホストのターゲットクラスターを定義します。
例14.34 ホストを承認するアクション
14.8.7. ホストの iSCSI ログインのアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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iscsilogin
のアクションは、ホストが iSCSI ターゲットにログインできるようにします。ターゲットにログインすると、格納されている LUN が host_storage
コレクションで使用できるようになります
例14.35 iSCSI ターゲットへのホストのログインを可能にするアクション
14.8.8. ホストの iSCSI 検出のアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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iscsidiscover
のアクションは、iSCSI ポータルに対してターゲット一覧の検索クエリーを実行できるようにします。
例14.36 iSCSI ポータルに対してターゲット一覧のクエリーを実行するアクション
14.8.9. ネットワーク設定をコミットするアクション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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API ユーザーがネットワーク設定をコミットすることにより、ホストネットワークインターフェースのアタッチ/デタッチやボンディングインターフェースの作成/削除が永続化されます。
例14.37 ネットワーク設定をコミットするアクション
重要
ネットワーク設定のコミットは、設定の変更によってホストの接続が切断されていない状態であることを Manager が確認した上でのみ行います。ホストの接続が切断されている場合には、ホストを再起動する必要があり、ネットワーク設定の変更は自動的に元の状態に戻ります。
14.8.10. SPM の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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ホストを Storage Pool Manager (SPM) として手動で設定します。
例14.38 ホストを SPM として設定するためのアクション