22.3. メソッド


22.3.1. ユーザーの追加

API は、users コレクションへの POST 要求を使用して 既存のディレクトリーサービスのユーザーを Red Hat Enterprise Virtualization Manager のデータベースに追加します。新規ユーザーの表現には 埋め込まれた roles の一覧が含まれ、ユーザーに割り当てるための初期 role が少なくとも 1 つ記載されています。たとえば、以下の要求は、2 つの初期ロールをユーザー joe@domain.example.com に割り当てます。

例22.2 ディレクトリーサービスからのユーザーと 2 つのロールの割り当て

POST /api/users HTTP/1.1
Content-Type: application/xml
Accept: application/xml

<user>
    <user_name>joe@domain.example.com</user_name>
    <roles>
        <role>
            <name>RHEVMPowerUser</name>
        </role>
        <role id="00000000-0000-0000-0001-000000000003"/>
    </roles>
</user>
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新規ユーザーは、Red Hat Enterprise Virtualization Manager ユーザー ID またはディレクトリーサービスのユーザープリンシパル名 (UPN) のいずれかで特定します。ディレクトリーサービスドメインから報告されるユーザー ID の形式は、LDIF [5]などの Red Hat Enterprise Virtualization Manager で想定される形式とは異なる可能性があり、その場合には、ID のバイト順が逆で base-64 エンコードされています。したがって、通常は UPN で新規ユーザーを参照する方が便利です。

注記

Red Hat Enterprise Virtualization Manager のデータベースにユーザーを追加する前に、そのユーザーがディレクトリーサービスドメインに存在している必要があります。API ユーザーは、ユーザー作成の前に domains コレクションでこのドメインにクエリーを実行するオプションを使用することができます。
ロールは、名前または ID のいずれかで特定します。上記では、両方を方法を示しています。

22.3.2. ユーザーへのロールの追加

追加のロールをアタッチまたはデタッチする場合は、各ユーザーのロールのサブコレクションに対して POST または DELETE 要求を実行します。 以下の例では、RHEVMVDIUser ロールを特定ユーザーのロール割り当てに追加する方法を示しています。

注記

user の埋め込まれたユーザーロール一覧は、初回の作成時にのみ使用されます。作成後のユーザーロール割り当てとの対話は、roles サブコレクションを通して行われます。

例22.3 ユーザーへのロールの追加

POST /api/users/225f15cd-e891-434d-8262-a66808fcb9b1/roles HTTP/1.1
Content-Type: application/xml
Accept: application/xml

<role>
    <name>RHEVMVDIUser</name>
</role>
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[5] LDAP Data Interchange Format については RFC 2849 に説明が記載されています。
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