12.3. Memcached インターフェースコネクター
Red Hat JBoss Data Grid は、以下の 3 つのコネクタータイプをサポートします。
- Hot Rod ベースコネクターの設定を定義する
hotrod-connector要素。 - memcached ベースコネクターの設定を定義する
memcached-connector要素。 - REST インターフェースベースのコネクターの設定を定義する
rest-connector要素。
コネクターの宣言により、
<socket-binding-group /> 内で宣言されたソケットバインディングを使用し、local コンテナーで宣言されたキャッシュを公開し、他のすべての設定でデフォルト値を使用して Hot Rod、Memcached、または REST サーバーが有効になります。以下の例は、Hot Rod、Memcached、および REST サーバーに接続する方法を示しています。
以下により、
memcached ソケットバインディングを使用して Memcached サーバーが有効になり、local コンテナーで宣言された memcachedCache キャッシュが公開され、他のすべての設定にデフォルト値が使用されます。
<memcached-connector socket-binding="memcached" cache-container="local"/>
<memcached-connector socket-binding="memcached"
cache-container="local"/>
Memcached プロトコルの制限のため、1 つのコネクターで公開できるキャッシュは 1 つだけです。複数のキャッシュを公開するには、異なるソケットバインディングで追加の memcached コネクターを宣言します。「Memcached コネクターの設定」を参照してください。
12.3.1. Memcached コネクターの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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以下の手順は、Red Hat JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードの
connectors 要素内にある memcached コネクターを設定するために使用する属性を示しています。
手順12.1 リモートクライアントサーバーモードでの Memcached コネクターの設定
memcached-connector 要素は、memcached で使用する設定要素を定義します。
socket-bindingパラメーターは、memcached コネクターで使用されるソケットバインディングポートを指定します。これは必須パラメーターです。cache-containerパラメーターは、memcached コネクターで使用されるキャッシュコンテナーを指定します。これは必須パラメーターです。worker-threadsパラメーターは、memcached コネクターで利用可能なワーカースレッドの数を指定します。このパラメーターのデフォルト値は、160 です。これはオプションパラメーターです。idle-timeoutパラメーターは、接続がタイムアウトするまでコネクターがアイドル状態のままになる時間 (ミリ秒単位) を指定します。このパラメーターのデフォルト値は-1です (タイムアウト期間が設定されません)。これは、オプションパラメーターです。tcp-no-delayパラメーターは、TCP パケットが遅延され一括して送信されるかを指定します。このパラメーターの有効な値はtrueとfalseになります。このパラメーターのデフォルト値は、trueです。これはオプションパラメーターです。send-buffer-sizeパラメーターは、memcached コネクターの送信バッファーのサイズを指定します。このパラメーターのデフォルト値は TCP スタックバッファーのサイズです。これはオプションパラメーターです。receive-buffer-sizeパラメーターは、memcached コネクターの受信バッファーのサイズを指定します。このパラメーターのデフォルト値は TCP スタックバッファーのサイズです。これはオプションパラメーターです。