第1章 Red Hat Satellite 情報


本セクションでは、Red Hat Satellite の高度な設定についての各種のトピックを扱います。

1.1. コマンドライン設定管理ツール

Red Hat Satellite web サイトで提供されるオプションのほかに、Red Hat Network Configuration Client および Red Hat Network Configuration Manager の 2 種類のコマンドラインツールをシステムの設定ファイルの管理用に提供しています。クライアントシステム上で設定管理を有効にしたり、無効にしたりする補完ツールの Red Hat Network Actions Control もあります。これらのツールをインストールしていない場合は、使用しているオペレーティングシステムの子チャンネルとなる Red Hat Network ツール内で取得できます。

注記

Web サイトから設定ファイルを配備する際は常に、影響を受けるシステムの /var/lib/rhncfg/backups/ ディレクトリに完全パスを含む以前のファイルのバックアップを作成します。バックアップのファイル名は保持されますが、.rhn-cfg-backup という拡張子が付きます。

1.1.1. Red Hat Network Actions Control

Red Hat Network Actions Control (rhn-actions-control) アプリケーションは、システムの設定管理を有効にしたり、無効にしたりする際に使用します。デフォルトではこの方法でクライアントシステムを管理することができません。このツールにより、Satellite 管理者は設定ファイルをシステムに配備 したり、システムからファイルをアップロードしたり、現在システムで管理されているものと利用可能なものを判別するために差分を使用したり、任意のリモートコマンドの実行を許可したりするなど、許可できる動作の特定モードを有効または無効にすることができます。これらの各種モードは /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/ ディレクトリにファイルやディレクトリを配置/削除することによって有効または無効にできます。/etc/sysconfig/rhn/ ディレクトリのデフォルトの権限により、Red Hat Network Actions Control は root アクセス権を持つユーザーによって実行される必要があります。

1.1.1.1. 一般的なコマンドラインオプション

ほとんどのコマンドラインツールと同様に、man ページを使用できます。Red Hat Network でスケジュール済みのどの動作をシステム管理者が使用できるようにするかのみを確定します。次のオプションを使用して各種のスケジュール済み動作のモードを有効にすることができます。
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表1.1 rhn-actions-control のオプション
オプション 説明
--enable-deploy rhncfg-client にファイルの配備を許可します
--enable-diff rhncfg-client にファイルの diff (差分取得) を許可します
--enable-upload rhncfg-client にファイルのアップロードを許可します
--enable-mtime-upload rhncfg-clien に mtime のアップロードを許可します
--enable-all rhncfg-client に全ての動作を許可します
--enable-run script.run を有効にします
--disable-deploy 配備を無効にします
--disable-diff diff (差分取得) を無効にします
--disable-upload アップロードを無効にします
--disable-mtime-upload mtime のアップロードを無効にします
--disable-all 全てのオプションを無効にします
--disable-run script.run を無効にします
--report モードが有効になっているか、または無効になっているのかをレポートします
-f, --force 確認なしに操作を強制実行します
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します
モードが設定されたら (rhn-actions-control --enable-all が一般的)、Red Hat Satellite でシステムの設定管理を行う準備ができます。

1.1.2. Red Hat Network Configuration Client

名前が示す通り、Red Hat Network Configuration Client (rhncfg-client) は各クライアントシステムから別々にインストールして実行されます。次にこれを使用して Red Hat Network が設定ファイルをクライアントにどのように導入するかに関する情報を得ることができます。
Red Hat Network Configuration Client は、「list」、「get」、「channels」、「diff」、「verify」などの基本モードを提供します。

1.1.2.1. 設定ファイルを表示させる

マシンの設定ファイルとそのファイルを含む設定チャンネルのラベルを表示させるには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-client list
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出力は次のようになります。
Config Channel      File
config-channel-17   /etc/example-config.txt
config-channel-17   /var/spool/aalib.rpm
config-channel-14   /etc/rhn/rhn.conf
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これらはシステムに適用されている設定ファイルです。ただし、他のチャンネルにも重複したファイルがあるかもしれません。例えば、次のコマンドを発行してみます。
rhncfg-manager list config-channel-14
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次の出力を見てみます。
Files in config channel 'config-channel-14' /etc/example-config.txt /etc/rhn/rhn.conf
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/etc/example-config.txt の 2 番目のバージョンがどこへ行ったか気になるかもしれません。 config-channel-17 にある /etc/example-config.txt ファイルは config-channel-14 にある同ファイルよりランクが高くなっていました。その結果、config-channel-14 の設定ファイルのバージョンはこのシステムには配備されていませんが、ファイルはまだそのチャンネルにあります。このシステムにこのファイルは配備されないため、rhncfg-client コマンドはこのファイルを表示しません。

1.1.2.2. 設定ファイルを取得する

マシンに最適な設定ファイルをダウンロードする場合は、次のコマンドを発行します。
rhncfg-client get /etc/example-config.txt
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次のような出力が表示されるはずです。
Deploying /etc/example-config.txt
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less または他のページャーを使用してこのファイルのコンテンツを表示します。このファイルを含む設定チャンネルのランクを基準にしてこのファイルが「最適」として選択されている点に注意してください。これは、システムの詳細 ページの 設定 タブ内で実行できます。

1.1.2.3. 設定チャンネルを表示する

システムに適用される設定チャンネルのラベルと名前を表示するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-client channels
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次のような出力が表示されるはずです。
Config channels: Label Name ----- ---- config-channel-17 config chan 2 config-channel-14 config chan 1
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次の表は rhncfg-client get に使用できるオプションの一覧です。
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表1.2 rhncfg-client get のオプション
オプション 説明
--topdir=TOPDIR 全てのファイル操作をこの文字列に対して相対的にします
--exclude=EXCLUDE 'get'/ を使用して配備されたファイルを除外します。複数回の使用が可能です。
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.2.4. 設定ファイル間の違いを比較する

システムに配備した設定ファイルと Red Hat Network で保存している設定ファイル間の違いを表示するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-client diff
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出力は以下のようになります。
[root@testsatellite root]# rhncfg-client diff
--- /etc/test
+++ /etc/test	2013-08-28 00:14:49.405152824 +1000
@@ -1 +1,2 @@
 This is the first line
+This is the second line added
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さらに、次のように --topdir オプションを組み込んで Red Hat Network 内の設定ファイルと、クライアントシステム上の任意 (さらに未使用) の場所にある設定ファイルを比較することができます。
[root@ root]# rhncfg-client diff --topdir /home/test/blah/ /usr/bin/diff: /home/test/blah/etc/example-config.txt: No such file or directory /usr/bin/diff: /home/test/blah/var/spool/aalib.rpm: No such file or directory
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1.1.2.5. 設定ファイルを検証する

クライアントの設定ファイルが Red Hat Network で関連付けられた設定ファイルと異なるかどうかを簡単に確認するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-client verify
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出力は以下のようになります。
modified /etc/example-config.txt /var/spool/aalib.rpm
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example-config.txt ファイルはローカルで修正されていますが、 aalib.rpm は修正されていません。
次の表は rhncfg-client verify に使用できるオプションの一覧です。
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表1.3 rhncfg-clientt verify のオプション
オプション 説明
-v, --verbose 出力させる詳細レベルを増やします。指定した設定ファイルのモード、所有者、およびグループパーミッションの違いを表示します。
-o, --only 異なるファイルのみを表示します。
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3. Red Hat Network Configuration Manager

Red Hat Network Configuration Client とは異なり、Red Hat Network Configuration Manager (rhncfg-manager) は、クライアントシステムにある設定ファイルではなく Red Hat Network にある設定ファイルとチャンネルの中央レポジトリの保守を目的として設計されています。このツールでは Red Hat Network Web サイト内の設定管理機能の代替となるコマンドラインのほか、関連するメンテナンスの一部または全体を行うためにスクリプトを作成する機能も備えています。
これは、設定管理者による使用が意図されているため、適切な権限セットを持つ Red Hat Network ユーザー名とパスワードを必要とします。ユーザー名は /etc/sysconfig/rhn/rhncfg-manager.conf または ~/.rhncfgrc の [rhncfg-manager] セクションに指定することができます。
Red Hat Network Configuration Manager が root として実行されると、Red Hat Update Agent から必要な設定値を取得しようとします。root 以外のユーザーとして実行される場合は、~/.rhncfgrc ファイル内で設定の変更を行う必要があるかもしれません。セッションファイルは ~/.rhncfg-manager-session にキャッシュされ、すべてのコマンドごとにログインが行われないようにします。
Red Hat Network Configuration Manager のデフォルトのタイムアウトは 30 分です。タイムアウトを変更するには、server.session_lifetime オプションと新しい値を、このマネージャーを実行しているサーバー上の /etc/rhn/rhn.conf ファイルに追加します。次のようになります。
server.session_lifetime = 120
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Red Hat Network Configuration Manager には、「add」、「create-channel」、「diff」、「diff-revisions」、「download-channel」、「get」、「list」、「list-channels」、「remove」、「remove-channel」、「revisions」、「update」、「upload-channel」などの基本モードが備わっています。
各モードにはそれぞれ独自のオプションセットがあります。 次のコマンドを発行するとオプションを表示することができます。
rhncfg-manager mode --help 
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mode の部分にモード名を入れて調べます。
rhncfg-manager diff-revisions --help
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「add」モードのオプション一覧は 表1.4「rhncfg-manager add のオプション」 でご覧頂けます。

1.1.3.1. 設定チャンネルを作成する

組織用の設定チャンネルを作成するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager create-channel channel-label
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Red Hat Satellite のユーザー名とパスワードの入力が求められたら入力します。次のような出力になります。
Red Hat Network username: rhn-user
Password:
Creating config channel channel-label Config channel channel-label created
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設定チャンネルを作成したら、上記の残りのモードを使ってそのチャンネルの設定や管理を行います。

1.1.3.2. 設定チャンネルにファイルを追加する

設定チャンネルにファイルを追加するには、アップロードするローカルファイルとチャンネルのラベルを指定します。
rhncfg-manager add --channel=channel-label /path/to/file
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必要なチャンネルラベルおよびファイルへのパスのほか、追加時にファイルに変更を加えるオプションを使用することもできます。例えば、以下のようにコマンドに --dest-file オプションを組み込んでパスとファイル名を変更することができます。
rhncfg-manager add --channel=channel-label --dest-file=/new/path/to/file.txt/path/to/file
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出力は以下のようになります。
Pushing to channel example-channel
Local file >/path/to/file -> remote file /new/path/to/file.txt
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次の表は rhncfg-manager add に使用できるオプションの一覧です。
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表1.4 rhncfg-manager add のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL --channel=CHANNEL この設定チャンネルにファイルをアップロードします
-d DEST_FILE --dest-file=DEST_FILE このパスにファイルをアップロードします
--delim-start=DELIM_START 変数挿入用の区切りの開始点です
--delim-end=DELIM_END 変数挿入用の区切りの終了点です
-i, --ignore-missing 足りないローカルファイルは無視します
--selinux-context=SELINUX_CONTEXT SELinux コンテキストを上書きします。
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

注記

デフォルトでは設定ファイルの最大サイズは 128KB です。この値を変更する必要がある場合は、/etc/rhn/rhn.conf ファイル内で次の行を見つけるか、またはこの行を作成します。
web.maximum_config_file_size=128
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さらに、/etc/rhn/rhn.conf ファイルで次の行を見つけるか、またはこの行を作成します。
maximum_config_file_size=128
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両方のファイルで、この値を 128 から新たに設定する最大サイズにバイト単位で変更します。

1.1.3.3. 最新の設定ファイル間の違いを比較する

ディスク上の設定ファイルとチャンネル内の最新リビジョン間の違いを表示させるには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager diff --channel=channel-label --dest-file=/path/to/file.txt \ /local/path/to/file
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次のような出力が表示されるはずです。
--- /tmp/dest_path/example-config.txt config_channel: example-channel revision: 1
+++ /home/test/blah/hello_world.txt 2003-12-14 19:08:59.000000000 -0500
@@ -1 +1 @@
-foo
+hello, world
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次の表は rhncfg-manager diff に使用できるオプションの一覧です。
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表1.5 rhncfg-manager diff のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL この設定チャンネルからファイルを取得します
-r REVISION, --revision=REVISION このリビジョンを使用します
-d DEST_FILE, --dest-file=DEST_FILE このパスにファイルをアップロードします
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルをこの文字列に対して相対的にします
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.4. 各種のバージョン間の違いを比較する

チャンネルおよびリビジョン全体で 1 つのファイルの異なるバージョンを比較する場合は、-r フラグを使用して比較するファイルのリビジョンを指定し、-n フラグでチェックする 2 つのチャンネルを特定します。これに関する説明は、「ファイルリビジョンの数を確認する」 を参照してください。ここでは 1 ファイルの異なるバージョンを比較しているため、指定するファイル名は 1 つだけです。例えば、以下のようになります。
rhncfg-manager diff-revisions -n=channel-label1 -r=1 -n=channel-label2 -r=1 /path/to/file.txt
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出力は以下のようになります。
--- /tmp/dest_path/example-config.txt 2004-01-13 14:36:41 \ config channel: example-channel2 revision: 1
--- /tmp/dest_path/example-config.txt 2004-01-13 14:42:42 \ config channel: example-channel3 revision: 1
@@ -1 +1,20 @@
-foo
+blah
+-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
+Version: GnuPG v1.0.6 (GNU/Linux)
+Comment: For info see http://www.gnupg.org
+
+iD8DBQA9ZY6vse4XmfJPGwgRAsHcAJ9ud9dabUcdscdcqB8AZP7e0Fua0NmKsdhQCeOWHX +VsDTfen2NWdwwPaTM+S+Cow=
+=Ltp2
+-----END PGP SIGNATURE-----
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次の表は rhncfg-manager diff-revisions に使用できるオプションの一覧です。
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表1.6 rhncfg-manager diff-revisions のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL この設定チャンネルを使用します
-r REVISION, --revision=REVISION このリビジョンを使用します
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.5. 1 つのチャンネル内の全ファイルをダウンロードする

あるチャンネル内の全ファイルをディスクにダウンロードする場合は、ディレクトリを 1 つ作成してから次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager download-channel channel-label --topdir . 
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出力は以下のようになります。
Copying /tmp/dest_path/example-config.txt -> \ blah2/tmp/dest_path/example-config.txt
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次の表は rhncfg-manager download-channel に使用できるオプションの一覧です。
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表1.7 rhncfg-manager download-channel のオプション
オプション 説明
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルパスはこのディレクトリに対して相対的になります。このオプションは設定しなければなりません。
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.6. ファイルの内容を取得する

特定ファイルの内容を標準出力にダイレクトするには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager get --channel=channel-label \ /tmp/dest_path/example-config.txt 
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ファイルの内容は出力として表示されます。

1.1.3.7. チャンネル内の全ファイルを表示する

1 つのチャンネル内の全ファイルを表示させるには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager list channel-label
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次のような出力が表示されるはずです。
Files in config channel `example-channel3': /tmp/dest_path/example-config.txt
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次の表は rhncfg-manager get に使用できるオプションの一覧です。
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表1.8 rhncfg-manager get のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL この設定チャンネルからファイルを取得します
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルをこの文字列に対して相対的にします
-r REVISION, --revision=REVISION このファイルリビジョンを取得します
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.8. 全ての設定チャンネルを表示させる

組織内の全ての設定チャンネルを表示させるには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager list-channels 
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出力は以下のようになります。
Available config channels: example-channel example-channel2 example-channel3 config-channel-14 config-channel-17
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local_override チャンネルや server_import チャンネルは表示しないので注意してください。

1.1.3.9. チャンネルからファイルを削除する

チャンネルからファイルを削除するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager remove --channel=channel-label /tmp/dest_path/example-config.txt
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Red Hat Network のユーザー名とパスワードの入力が求められたら入力します。次のような出力が表示されます。
Red Hat Network username: rhn-user Password: Removing from config channel example-channel3 /tmp/dest_path/example-config.txt removed
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次の表は rhncfg-manager remove に使用できるオプションの一覧です。
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表1.9 rhncfg-manager remove のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL この設定チャンネルからファイルを削除します
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルをこの文字列に対して相対的にします
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.10. 設定チャンネルを削除する

組織内の設定チャンネルを破棄する場合は、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager remove-channel channel-label 
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出力は以下のようになります。
Removing config channel example-channel Config channel example-channel removed
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1.1.3.11. ファイルリビジョンの数を確認する

チャンネル内のファイルやパスのリビジョンの数を確認するには (リビジョンは 1 から開始して N までとし、N は 0 より大きい整数になる)、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager revisions channel-label /tmp/dest_path/example-config.txt 
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出力は以下のようになります。
Analyzing files in config channel example-channel \ /tmp/dest_path/example-config.txt: 1
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1.1.3.12. チャンネル内のファイルを更新する

チャンネル内のファイルの新たなリビジョンを作成 (またはそのパスにリビジョンが存在していない場合はそのチャンネルに最初のリビジョンを追加) するには、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager update \ --channel=channel-label --dest-file=/path/to/file.txt /local/path/to/file
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出力は以下のようになります。
Pushing to channel example-channel: Local file example-channel/tmp/dest_path/example-config.txt -> \ remote file /tmp/dest_path/example-config.txt
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次の表は rhncfg-manager update に使用できるオプションの一覧です。
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表1.10 rhncfg-manager update のオプション
オプション 説明
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL この設定チャンネルにファイルをアップロードします
-d DEST_FILE, --dest-file=DEST_FILE このパスにファイルをアップロードします
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルをこの文字列に対して相対的にします
--delim-start=DELIM_START 変数挿入用の区切りの開始点です
--delim-end=DELIM_END 変数挿入用の区切りの終了点です
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します

1.1.3.13. 複数のファイルを一度にまとめてアップロードする

ローカルディスクから設定チャンネルへ一度にまとめて複数ファイルをアップロードする場合は、次のコマンドを発行します。
rhncfg-manager upload-channel --topdir=topdir channel-label
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出力は以下のようになります。
Using config channel example-channel4 Uploading /tmp/ola_world.txt from blah4/tmp/ola_world.txt
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次の表は rhncfg-manager upload-channel に使用できるオプションの一覧です。
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表1.11 rhncfg-manager upload-channel のオプション
オプション 説明
-t TOPDIR, --topdir=TOPDIR 全てのファイルパスはこのディレクトリに対して相対的になります
-c CHANNEL, --channel=CHANNEL 設定情報をアップロードする複数のチャンネルをリストします。 チャンネルとチャンネルの間はコンマ「,」で区切ります。 例: --channel=foo,bar,baz
-h, --help ヘルプメッセージを表示して終了します
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