1.3. Builds 一般提供 (GA) 1.2 のリリースノート
この更新により、Builds 1.2 が OpenShift Container Platform 4.12、4.13、4.14、4.15、4.16、4.17 で一般提供 (GA) されるようになりました。
1.3.1. 新機能 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のセクションでは、Builds 1.2 の新機能を説明します。
1.3.1.1. ビルド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この更新により、ARM、IBM Power、または IBM Z プラットフォームで実行する OpenShift Container Platform クラスターで builds for Red Hat OpenShift を使用できるようになります。Shipwright および Shared Resource CSI Driver を使用してイメージを構築するためのコンポーネントが利用できます。
重要ARM、IBM Power、および IBM Z クラスターの Builds は、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
- この更新により、ネットワークプロキシーの背後で実行するように設定されたクラスターに Builds をデプロイできるようになります。
- この更新により、切断されたネットワーク環境で実行するクラスターに Builds をデプロイできるようになります。
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この更新により、
buildah
およびsource-to-image
ビルドストラテジーを使用して、サポートされている任意のボリュームソースから Red Hat サブスクリプションエンタイトルメントキーをマウントできるようになりました。これは、yum
コマンドまたはdnf
コマンドを使用して Red Hat サブスクリプションコンテンツをインストールするためのビルドが必要な場合に便利です。 -
この更新により、OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブで提供されている例から、
buildah
またはsource-to-image
ビルドストラテジーを使用して ShipwrightBuild
オブジェクトを作成できるようになりました。これらの例のパラメーターを変更して、カスタムBuild
オブジェクトを作成できます。 この更新により、OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブから
shp
CLI のバイナリーをダウンロードできるようになりました。CLI は、次のオペレーティングシステムとアーキテクチャーで使用できます。Expand オペレーティングシステム アーキテクチャー Linux
amd64
Windows
amd64
Darwin
amd64 (macOS Intel)
1.3.2. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のセクションでは、Builds 1.2 で修正された問題を説明します。
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この更新の前は、OpenShift RBAC 権限がないため、共有リソース CSI ドライバーは
SharedSecret
リソースおよびSharedConfigMap
リソースをマウントできませんでした。この更新により、Shared Resources CSI ドライバーにグローバル権限が付与されます。これで、Shared Resource CSI ドライバーは、クラスター管理者による追加のアクションなしで、SharedSecret
およびSharedConfigMap
リソースにアクセスし、必要な権限チェックを実行できるようになりました。
1.3.3. 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のセクションでは、Builds 1.2 の既知の問題を説明します。
デフォルトのビルドストラテジーは、ARM、IBM Power、または IBM Z ワーカーノード CPU アーキテクチャーを備えたクラスターでは失敗します。
回避策として、以下の手順を実施してください。
デフォルトの
ClusterBuildStrategy
リソースの次のマルチバリアントをクラスターにダウンロードします。-
buildah-multi
: buildah-multi.yaml (Red Hat 内部サイトのダウンロードリンク) -
source-to-image-multi
: source_to_image_multi.yaml (Red Hat 内部サイトのダウンロードリンク)
-
次のいずれかのコマンドを実行して、対応するビルドストラテジーを使用するように
Build
リソースを更新します。Buildah
oc apply -f buildah-multi.yaml
$ oc apply -f buildah-multi.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Source-to-Image
oc apply -f source_to_image_multi.yaml
$ oc apply -f source_to_image_multi.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
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出力イメージが
Build
またはBuildRun
リソースで定義されていないと、デフォルトのbuildah
ClusterBuildStrategy
は失敗します。回避策として、出力イメージの URL を定義します。URL は内部レジストリーへのパスにすることもできます。