3.2. Migration Toolkit for Applications Operator とユーザーインターフェイスのインストール


Migration Toolkit for Applications Operator をインストールすると、Migration Toolkit for Applications (MTA) およびユーザーインターフェイスを OpenShift Container Platform バージョン 4.12-4.14 にインストールできます。

前提条件

  • 4 つの vCPU、8 GiB RAM、および 40 GB の永続ストレージ。
  • OpenShift Container Platform 4.12-4.14 がインストールされている。
  • cluster-admin パーミッションを持つユーザーとしてログインしている。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators OperatorHub をクリックします。
  2. Filter by keyword フィールドを使用して、MTA を検索します。
  3. Migration Toolkit for Applications Operator をクリックし、Install をクリックします。
  4. Install Operator ページで、 Install をクリックします。
  5. Operators Installed Operators をクリックして、MTA Operator が openshift-mta プロジェクトに Succeeded ステータスで表示されることを確認します。
  6. MTA Operator をクリックします。
  7. Provided APIsTackle を見つけ、Create Instance をクリックします。

    Create Tackle ウィンドウが Form ビューで開きます。

  8. CR 設定を確認します。デフォルトの選択で問題ありませんが、ストレージ、メモリー、およびコアのシステム要件を確認してください。
  9. YAML ファイルを直接操作する場合は、YAML ビューをクリックして、YAML ファイルの spec セクションに列挙されている CR 設定を確認します。

    最も一般的に使用される CR 設定を次の表に示します。

    Expand
    表3.2 タックル CR 設定
    名前デフォルト説明

    cache_data_volume_size

    100 GiB

    キャッシュボリュームに要求されるサイズ。rwx_supported=false の場合は、無視されます。

    cache_storage_class

    デフォルトのストレージクラス

    キャッシュボリュームに使用されるストレージクラス。rwx_supported=false の場合は、無視されます。

    feature_auth_required

    True

    キークローク認証が必要かどうかを示すフラグ (単一ユーザー/認証なし)。

    feature_isolate_namespace

    True

    ネットワークポリシーを使用した名前空間の分離が有効かどうかを示すフラグ

    hub_database_volume_size

    5 GiB

    hub database ボリュームに要求されるサイズ

    hub_bucket_volume_size

    100 GiB

    hub bucket ボリュームに要求されるサイズ

    hub_bucket_storage_class

    デフォルトのストレージクラス

    バケットボリュームに使用されるストレージクラス。

    keycloak_database_data_volume_size

    1 GiB

    Keycloak データベースボリュームに要求されたサイズ

    pathfinder_database_data_volume_size

    1 GiB

    Pathfinder データベースボリュームに要求されたサイズ

    maven_data_volume_size

    100 GiB

    Maven m2 キャッシュボリュームに要求されるサイズ。MTA 6.0.1 で非推奨。

    rwx_storage_class

    NA

    Tackle RWX ボリュームに要求されるストレージクラス。MTA 6.0.1 で非推奨。

    rwx_supported

    True

    クラスターストレージが RWX モードをサポートしているかどうかを示すフラグ。

    rwo_storage_class

    NA

    Tackle RW0 ボリュームに要求されたストレージクラス

    rhsso_external_access

    False

    MTA 管理の RHSSO インスタンスにアクセスするための専用ルートが作成されているかどうかを示すフラグ

    windup_container_limits_cpu

    1

    Pod が使用できる CPU の最大数

    windup_container_limits_memory

    6Gi

    Pod が使用できるメモリーの最大量。Pod に OOMKilled エラーが表示される場合は、この制限を増やすことができます。

    windup_container_requests_cpu

    1

    Pod の実行に必要な CPU の最小数

    windup_container_requests_memory

    4Gi

    Pod の実行に必要なメモリーの最小量

    サンプル YAML ファイル

    kind: Tackle
    apiVersion: tackle.konveyor.io/v1alpha1
    metadata:
      name: mta
      namespace: openshift-mta
    spec:
      hub_bucket_volume_size: "25Gi"
      maven_data_volume_size: "25Gi"
      rwx_supported: "false"
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

  10. 必要に応じて CR 設定を編集し、Create をクリックします。
  11. Administraton ビューで、Workloads Pods をクリックして、MTA Pod が実行されていることを確認します。
  12. OpenShift 内の mta-ui アプリケーションによって公開されたルートを使用して、ブラウザーからユーザーインターフェイスにアクセスします。
  13. 次の認証情報を使用してログインします。

    • ユーザー名: admin
    • パスワード:Passw0rd!
  14. プロンプトが表示されたら、新しいパスワードを作成します。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat