6.3. アプリケーション分析の設定と実行


同じ分析で、複数の変換ターゲットに対して一度に複数のアプリケーションを分析できます。

手順

  1. Migration ビューで、Application inventory をクリックします。
  2. Analysis タブをクリックします。
  3. 分析するアプリケーションを選択します。
  4. アプリケーションに割り当てられた認証情報を確認します。
  5. Analyze をクリックします。
  6. リストから Analysis mode を選択します。有効なオプションは以下のとおりです。

    • バイナリー
    • ソースコード
    • ソースコードと依存関係
    • ローカルバイナリーのアップロード。このオプションは、単一のアプリケーションを分析している場合にのみ表示されます。
  7. Upload a local binary を選択すると、ウィンドウが開き、ローカルバイナリーをアップロードする ように求められます。表示された領域にファイルをドラッグアンドドロップするか、Upload をクリックしてアップロードするファイルを選択します。
  8. Next をクリックします。
  9. 分析のターゲットオプションを 1 つ以上選択します。

    • アプリケーションサーバーの移行先:

      • JBoss EAP 7
      • JBoss EAP 6
    • コンテナー化
    • Quarkus
    • OracleJDK から OpenJDK
    • OpenJDK - 次の JDK バージョンのいずれかにアップグレード

      • OpenJDK 11
      • OpenJDK 17
    • Linux - アプリケーションにハードコードされた Microsoft Windows パスがないことを確認
    • Jakarta EE 9 - Java EE 8 から Jakarta EE 9 への移行用
    • Spring Boot on Red Hat Runtimes
    • Open Liberty
    • Camel - Apache Camel 2 から Apache Camel 3 への移行用
    • Azure

      • Azure アプリサービス
  10. Next をクリックします。
  11. 次の Scope オプションのいずれかを選択して、分析を絞り込みます。

    • アプリケーションと内部の依存関係のみ。
    • アプリケーションと、既知のオープンソースライブラリーを含むすべての依存関係。
    • 手動で分析するパッケージのリスト選択。このオプションを選択した場合は、ファイル名を入力して Add をクリックします。
    • パッケージの除外。このオプションを選択した場合は、パッケージ名を入力して Add をクリックします。
  12. Next をクリックします。
  13. Advanced では、分析に追加のカスタムルールを添付できます。Manual または Repository を選択します。

    注記

    すでに移行ターゲットを分析にアタッチしている場合、カスタムルールのアタッチはオプションです。移行ターゲットをアタッチしていない場合は、ルールをアタッチする必要があります。

    • Manual モードで、Add Rules をクリックします。次に、関連するファイルをドラッグアンドドロップするか、ディレクトリーからファイルを選択して Add をクリックします。
    • Repository モードでは、Git または Subversion リポジトリーからルールファイルを追加できます。
  14. 必要に応じて、次のオプションのいずれかを設定します。

    • Target
    • Source(s)
    • Excluded rules tags: これらのタグを持つルールは処理されません。必要に応じて追加または削除します。
    • Enable transaction report: このチェックボックスを選択して、リレーショナルデータベーステーブルで操作を実行するコールスタックを表示する DIVA レポートを生成します。
    • Enable automated tagging: このチェックボックスを選択すると、アプリケーションにタグが自動的に付加されます。このチェックボックスはデフォルトで選択されています。

      注記

      トランザクションレポートは、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

      注記

      自動的に付加されたタグは、分析を実行した 後に のみ表示されることに注意してください。

      自動タグ付けを有効にする代わりに、または自動タグ付けに加えて、アプリケーションにタグを手動で添付できます。

      注記

      分析エンジンは、移行ターゲットの包括的なセットに標準ルールを使用しますが、ターゲットが含まれていないか、カスタマイズされたフレームワークである場合は、カスタムルールを追加できます。カスタムルールファイルが検証されます。

  15. Next をクリックします。
  16. Review で、解析パラメーターを確認します。
  17. Run クリックします。

    分析ステータスは、MTA がコンテナーを実行するイメージをダウンロードするため、Scheduled です。イメージがダウンロードされると、ステータスが In-progress に変わります。

    注記

    アプリケーションのサイズとクラスターの容量とリソースに応じて、分析の実行には数分から数時間かかります。

    ヒント

    MTA は、Kubernetes のスケジューリング機能に依存して、クラスターの容量に基づいて作成されるアナライザーインスタンスの数を決定します。分析用に複数のアプリケーションが選択されている場合、デフォルトでは、一度にプロビジョニングできるアナライザーは 1 つだけです。クラスター容量が増えると、より多くの分析プロセスを並行して実行できます。

  18. 分析が完了したら、レポート リンクをクリックして分析の結果を確認できます。

6.3.1. 解析の詳細表示

オプションメニュー kebab をクリックして、Analysis details を選択すると、分析の詳細を表示できます。詳細は、Analysis details for customers に表示されます。YAML または JSON 形式のいずれかを選択できます。

注記

分析の実行を開始した後にのみ、分析の詳細を表示できます。分析のステータスが Not started の場合は、Analysis details オプションは無効になります。

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