1.4. 既知の問題


本リリースには、以下の既知の問題があります。

ウォーム移行とリモート移行フローは複数のバグの影響を受けます

ウォーム移行とリモート移行フローは、複数のバグの影響を受けます。この問題が解決されるまで、コールド移行にフォールバックすることが強く推奨されます。(MTV-1344)

VMware から Red Hat OpenShift への古い Linux ディストリビューションの移行。ネットワークインターフェイスの名前が変更されます。

CentOS 7.0 や 7.1 などの古い Linux ディストリビューションを移行する場合、仮想マシン(VM)を VMware から Red Hat OpenShift に移行すると、ネットワークインターフェイスの名前が変更され、仮想マシンの静的 IP 設定が機能しなくなります。この問題は、RHEL 7.0 および 7.1 で引き続き virtio-transitional を必要とするためです。回避策:ゲストを RHEL 7.2 に手動で更新するか、移行後に仮想マシン仕様を更新して移行を使用します。(MTV-1344)

ceph-rbd を使用して vSphere から CNV に移行した後に Windows Server 2022 でダイナミックディスクがオフラインになる

ストレージクラス ocs-storagecluster-ceph-rbd を使用して、Ceph RADOS Block Devices (RBD) で vSphere から Container-native Virtualization (CNV) へのコールド移行およびウォーム移行後の Windows Server 2022 で動的ディスクが オフライン になります。(MTV-1344)

オペレーティングシステムがない仮想マシンの不明瞭なエラーステータスメッセージ

Web コンソールの Plans ページで表示される、オペレーティングシステムのない仮想マシンのエラーステータスメッセージには、失敗の理由が説明されていません。(BZ#22008846)

暗号化されたパーティションが含まえる仮想マシンの移行が変換中に失敗する (vSphere のみ)

vSphere のみ: RHV および OpenStack からの移行は失敗しませんが、移行先の Red Hat OpenShift クラスターで暗号化鍵が欠落している可能性があります。

移行元の仮想マシンでスナップショット操作を実行している時に、プレコピー/カットオーバー中に移行が失敗する

移行元の仮想マシンで、移行スケジュールと同じタイミングでスナップショット操作がトリガーおよび実行された場合、RHV からのウォーム移行が失敗します。移行はスナップショット操作が完了するのを待ちません。(MTV-456)

移行された仮想マシンに複数のディスクがある場合にその仮想マシンを hostPath タイプの複数のストレージクラスに対してスケジュールできない

複数のディスクがある仮想マシンを、hostPath タイプの複数のストレージクラスに移行する場合に、仮想マシンをスケジュールできない場合があります。回避策: ターゲット Red Hat OpenShift クラスター上の共有ストレージを使用します。

ウォーム移行でサポートされていないゲスト OS

vSphere からリモート Red Hat OpenShift クラスターへのウォーム移行および一般的な移行では、ローカル Red Hat OpenShift クラスターへのコールド移行および移行でサポートされているゲストオペレーティングシステムと同じものはサポートされません。RHEL 8 および RHEL 9 では、この制限が発生する可能性があります。

サポートされているゲストオペレーティングシステムの一覧は、Converting virtual machines from other hypervisors to KVM with virt-v2v in RHEL 7, RHEL 8, and RHEL 9 を参照してください。

ネットワークインターフェイスがダウンした状態で RHEL 9 ゲスト OS を搭載した vSphere の仮想マシンが起動することがある

RHEL 9 をゲストオペレーティングシステムとしてインストールした仮想マシンを vSphere から移行すると、OpenShift Virtualization での起動時に仮想マシンのネットワークインターフェイスが無効になる場合があります。(MTV-491)

vSphere からの NVME ディスクを持つ仮想マシンの移行が失敗する

vSphere から NVME ディスクを備えた仮想マシン (VM) を移行すると、移行プロセスが失敗し、Web コンソールに Convert image to kubevirt ステージが running であるが正常に完了しなかったことが表示されます。(MTV-963)

イメージベースの仮想マシンのインポートが失敗する可能性がある

virtual_size フィールドなしでイメージベースの仮想マシンを移行すると、ブロックモードストレージクラスで失敗する可能性があります。(MTV-946)

移行計画を削除しても一時リソースは削除されない

移行計画を削除しても、importer Pod、conversion Pod、config map、シークレット、失敗した VM、データボリュームなどの一時的なリソースは削除されません。一時的なリソースをクリーンアップするために、移行計画を削除する前にアーカイブする必要があります。(BZ#2018974)

独立した永続ディスクが含まれる仮想マシンを VMware から OCP-V に移行すると失敗する

独立した永続ディスクが含まれる仮想マシンを VMware から OCP-V に移行すると失敗します。(MTV-993)

vSphere のゲストオペレーティングシステムが見つからない可能性がある

vSphere は、VMware ツールからゲストオペレーティングシステムに関する更新を受信しない場合、ゲストオペレーティングシステムに関する情報が古いとみなし、レポートを停止します。この問題が発生すると、MTV は仮想マシンのゲストオペレーティングシステムを認識できず、適切な仮想マシン設定または OpenShift テンプレートに関連付けることができません。(MTV-1046)

イメージベースの仮想マシンを OpenStack から default プロジェクトに移行できない

イメージベースの仮想マシンを OpenStack から default のプロジェクトに移行すると、移行プロセスが失敗します。(MTV-964)

このリリースにおける既知の問題の完全な一覧は、Jira の Known Issues を参照してください。

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