4.4. 失敗したエージェントベースのインストールからログデータを収集する
次の手順を使用して、失敗したエージェントベースのインストールに関するログデータを収集し、サポートケースで提供できるよう備えます。
前提条件
- Kubernetes API サーバーの DNS レコードを設定している。
手順
次のコマンドを実行し、出力を収集します。
$ ./openshift-install --dir <installation_directory> agent wait-for bootstrap-complete --log-level=debug
エラーメッセージの例
... ERROR Bootstrap failed to complete: : bootstrap process timed out: context deadline exceeded
直前のコマンド出力で障害の発生が示された場合、またはブートストラップが進行していない場合は、次のコマンドを実行してランデブーホストに接続し、出力を収集します。
$ ssh core@<node-ip> agent-gather -O >agent-gather.tar.xz
注記Red Hat サポートは、ランデブーホストから収集したデータを使用してほとんどの問題を診断できますが、一部のホストが登録できない場合はすべてのホストからこのデータを収集すると役立ちます。
ブートストラップが完了し、クラスターノードが再起動したら、次のコマンドを実行して出力を収集します。
$ ./openshift-install --dir <install_directory> agent wait-for install-complete --log-level=debug
前のコマンドの出力が失敗を示している場合は、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、
kubeconfig
ファイルを環境にエクスポートします。$ export KUBECONFIG=<install_directory>/auth/kubeconfig
次のコマンドを実行して、デバッグ用の情報を収集します。
$ oc adm must-gather
次のコマンドを実行して、作業ディレクトリーに作成した
must-gather
ディレクトリーから圧縮ファイルを作成します。$ tar cvaf must-gather.tar.gz <must_gather_directory>
-
/auth
サブディレクトリーを除いて、デプロイメント中に使用したインストールディレクトリーを Red Hat カスタマーポータル のサポートケースに添付します。 - この手順で収集した他のすべてのデータをサポートケースに添付してください。