1.5. 例: ボンディングと SR-IOV デュアル NIC ノードのネットワーク設定
重要
SR-IOV デバイスの NIC パーティショニングの有効化に関連する Day 1 操作のサポートは、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
次の agent-config.yaml ファイルは、ボンディングと SR-IOV インターフェイスを備えたデュアルポートネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) のマニフェストの例です。
- 1
networkConfigフィールドには、ホストのネットワーク設定に関する情報が含まれており、サブフィールドには、interfaces、dns-resolver、routesなどがあります。- 2
interfacesフィールドは、ホスト用に定義されたネットワークインターフェイスの配列です。- 3
- インターフェイスの名前。
- 4
- インターフェイスのタイプ。この例では、イーサネットインターフェイスを作成します。
- 5
- 厳密に必要ではない場合、物理機能 (PF) の DHCP を無効にするには、これを
falseに設定します。 - 6
- これを、インスタンス化する SR-IOV 仮想機能 (VF) の数に設定します。
- 7
- これを
upに設定します。 - 8
- ボンドに接続された VF の IPv4 アドレス指定を無効にするには、これを
falseに設定します。 - 9
- VF の最小伝送速度 (Mbps) を設定します。このサンプル値は、100 Mbps のレートを設定します。
- この値は、最大伝送レート以下である必要があります。
-
Intel NIC は
min-tx-rateパラメーターをサポートしていません。詳細は、BZ#1772847 を参照してください。
- 10
- VF の最大伝送速度 (Mbps) を設定します。このサンプル値は、200 Mbps のレートを設定します。
- 11
- 必要なボンディングモードを設定します。
- 12
- ボンディングインターフェイスの優先ポートを設定します。プライマリーデバイスは、最初に使用されるボンディングインターフェイスであり、障害が発生しないかぎり、破棄されません。この設定が特に役立つのは、ボンディングインターフェイスの NIC の 1 つが高速なため、大規模な負荷に対応できる場合です。この設定は、ボンディングインターフェイスが
active-backupモード (モード 1) の場合にのみ有効です。 - 13
- ボンドインターフェイスの静的 IP アドレスを設定します。これはノードの IP アドレスです。
- 14
- デフォルトルートのゲートウェイとして
bond0を設定します。