第4章 ビルド出力の管理
ビルド出力の概要およびビルド出力の管理方法に関する説明は、以下のセクションを使用します。
4.1. ビルド出力
docker または Source-to-Image (S2I) ストラテジーを使用するビルドにより、新しいコンテナーイメージが作成されます。このイメージは、Build
仕様の output
セクションで指定されているコンテナーイメージのレジストリーにプッシュされます。
出力の種類が ImageStreamTag
の場合は、イメージが統合された OpenShift イメージレジストリーにプッシュされ、指定のイメージストリームにタグ付けされます。出力が DockerImage
タイプの場合は、出力参照の名前が docker のプッシュ仕様として使用されます。この仕様にレジストリーが含まれる場合もありますが、レジストリーが指定されていない場合は、DockerHub にデフォルト設定されます。ビルド仕様の出力セクションが空の場合には、ビルドの最後にイメージはプッシュされません。
ImageStreamTag への出力
spec: output: to: kind: "ImageStreamTag" name: "sample-image:latest"
docker のプッシュ仕様への出力
spec: output: to: kind: "DockerImage" name: "my-registry.mycompany.com:5000/myimages/myimage:tag"