9.4. CLI を使用したクラスターの更新
OpenShift CLI (oc
) を使用して、クラスターの更新を確認および要求できます。
利用可能な OpenShift Container Platform アドバイザリーおよび更新については、カスタマーポータルの エラータ のセクションを参照してください。
前提条件
-
仕様している更新バージョンのバージョンに一致する OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
cluster-admin
権限を持つユーザーとしてクラスターにログインしている。 -
すべての
MachineHealthCheck
リソースを一時停止している。
手順
利用可能な更新を確認し、適用する必要のある更新のバージョン番号をメモします。
$ oc adm upgrade
出力例
Cluster version is 4.9.23 Upstream is unset, so the cluster will use an appropriate default. Channel: stable-4.9 (available channels: candidate-4.10, candidate-4.9, fast-4.10, fast-4.9, stable-4.10, stable-4.9, eus-4.10) Recommended updates: VERSION IMAGE 4.9.24 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:6a899c54dda6b844bb12a247e324a0f6cde367e880b73ba110c056df6d018032 4.9.25 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:2eafde815e543b92f70839972f585cc52aa7c37aa72d5f3c8bc886b0fd45707a 4.9.26 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:3ccd09dd08c303f27a543351f787d09b83979cd31cf0b4c6ff56cd68814ef6c8 4.9.27 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:1c7db78eec0cf05df2cead44f69c0e4b2c3234d5635c88a41e1b922c3bedae16 4.9.28 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:4084d94969b186e20189649b5affba7da59f7d1943e4e5bc7ef78b981eafb7a8 4.9.29 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:b04ca01d116f0134a102a57f86c67e5b1a3b5da1c4a580af91d521b8fa0aa6ec 4.9.31 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:2a28b8ebb53d67dd80594421c39e36d9896b1e65cb54af81fbb86ea9ac3bf2d7 4.9.32 quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:ecdb6d0df547b857eaf0edb5574ddd64ca6d9aff1fa61fd1ac6fb641203bedfa
注記- 利用可能な更新がない場合でも、サポート対象であるが推奨はされない更新が利用できる可能性があります。詳細は、条件付き更新パスに沿った更新 を参照してください。
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EUS-to-EUS
チャンネル更新を実行する方法の詳細と情報は、関連情報セクションにリストされている EUS-to-EUS アップグレードを実行するための準備 ページを参照してください。
組織の要件に基づいて、適切な更新チャネルを設定します。たとえば、チャネルを
stable-4.13
またはfast-4.13
に設定できます。チャネルの詳細は、追加リソースセクションにリストされている 更新チャネルとリリースについて を参照してください。$ oc adm upgrade channel <channel>
たとえば、チャネルを
stable-4.13
に設定するには、以下を実行します。$ oc adm upgrade channel stable-4.13
重要実稼働クラスターの場合、
stable-*
、eus-*
またはfast-*
チャネルにサブスクライブする必要があります。注記次のマイナーバージョンに移行する準備ができたら、そのマイナーバージョンに対応するチャネルを選択します。更新チャネルの宣言が早ければ早いほど、クラスターはターゲットバージョンへの更新パスをより効果的に推奨できます。クラスターは、利用可能なすべての可能な更新プログラムを評価し、最適な更新プログラムの推奨事項を選択するために、しばらく時間がかかる場合があります。更新の推奨事項は、その時点で利用可能な更新オプションに基づいているため、時間の経過とともに変化する可能性があります。
ターゲットマイナーバージョンへの更新パスが表示されない場合は、次のマイナーバージョンがパスで利用可能になるまで、現在のバージョンの最新のパッチリリースにクラスターを更新し続けます。
更新を適用します。
クラスターバージョン Operator を確認します。
$ oc adm upgrade
更新が完了したら、クラスターのバージョンが新たなバージョンに更新されていることを確認できます。
$ oc get clusterversion
出力例
Cluster version is <version> Upstream is unset, so the cluster will use an appropriate default. Channel: stable-4.10 (available channels: candidate-4.10, candidate-4.11, eus-4.10, fast-4.10, fast-4.11, stable-4.10) No updates available. You may force an upgrade to a specific release image, but doing so might not be supported and might result in downtime or data loss.
クラスターを次のマイナーバージョン (バージョン X.y から X.(y+1) など) に更新する場合は、新しい機能に依存するワークロードをデプロイする前に、ノードが更新されていることを確認することが推奨されます。
$ oc get nodes
出力例
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ip-10-0-168-251.ec2.internal Ready master 82m v1.26.0 ip-10-0-170-223.ec2.internal Ready master 82m v1.26.0 ip-10-0-179-95.ec2.internal Ready worker 70m v1.26.0 ip-10-0-182-134.ec2.internal Ready worker 70m v1.26.0 ip-10-0-211-16.ec2.internal Ready master 82m v1.26.0 ip-10-0-250-100.ec2.internal Ready worker 69m v1.26.0