14.6. ストレージクラス設定チェックについて
データストア名とクラスター ID は、VMware vSphere ストレージを使用する永続ボリュームの名前に関連しています。永続ボリュームの作成後、systemd
は永続ボリュームのマウントユニットを作成します。
systemd
プロセスでは、仮想マシンディスク (VMDK) ファイルへの完全修飾パスの長さが 255 文字に制限されます。このパスは、systemd
および vSphere の命名規則に従います。命名規則では次のサンプルパターンを使用します。
/var/lib/kubelet/plugins/kubernetes.io/vsphere-volume/mounts/[<datastore>] 00000000-0000-0000-0000-000000000000/<cluster_id>-dynamic-pvc-00000000-0000-0000-0000-000000000000.vmdk
/var/lib/kubelet/plugins/kubernetes.io/vsphere-volume/mounts/[<datastore>] 00000000-0000-0000-0000-000000000000/<cluster_id>-dynamic-pvc-00000000-0000-0000-0000-000000000000.vmdk
- 命名規則では、255 文字制限の内の 205 文字が必要です。
- デプロイメントによって、データストア名とクラスター ID が決定されます。
-
データストア名とクラスター ID がサンプルパターンに置き換えられます。完全修飾パスは、
systemd-escape
コマンドを使用して処理され、特殊文字をエスケープします。たとえば、エスケープ操作の後、ハイフン文字は\x2d
のように 4 つの文字を使用します。 -
systemd-escape
CLI が VMDK ファイルパスを処理した後、パスの長さは 255 文字未満にすることはできません。この基準により、systemd
プロセスが完全修飾 VMDK ファイルパスにアクセスできるようになります。