10.2. クラスターで複数のレイヤー 2 ネットワークを有効にする
ノード間のデータ転送が複数のネットワークにまたがるように、複数のレイヤー 2 ネットワーク設定を使用するようにクラスターを設定できます。
前提条件
- クラスターコンポーネントが相互に通信できるように、マシン間のネットワーク接続を設定しました。
手順
installer-provisioned infrastructure を使用してクラスターをインストールした場合は、すべてのコントロールプレーンノードが共通のレイヤー 2 ネットワークを共有していることを確認する必要があります。さらに、Ingress Pod スケジューリング用に設定されたコンピュートノードが共通のレイヤー 2 ネットワークを共有していることを確認します。
- 複数のレイヤー 2 ネットワークにまたがるコンピュートノードが必要な場合は、Ingress Pod をホストできるインフラストラクチャーノードを作成できます。
- 追加のレイヤー 2 ネットワークにわたってワークロードをプロビジョニングする必要がある場合は、vSphere 上にコンピューティングマシンセットを作成し、これらのワークロードをターゲットのレイヤー 2 ネットワークに移動できます。
ユーザーが提供したインフラストラクチャー (user-provisioned infrastructure として定義) にクラスターをインストールした場合は、ニーズを満たすために次のアクションを実行します。
- ロードバランサーがコントロールプレーンノード上の API およびマシン設定サーバーにアクセスできるように、API ロードバランサーとネットワークを設定します。
- ロードバランサーがコンピュートノードまたはインフラストラクチャーノード上の Ingress Pod に到達できるように、Ingress ロードバランサーとネットワークを設定します。