1.3. ホストされたコントロールプレーンのバージョン管理
OpenShift Container Platform のメジャー、マイナー、またはパッチバージョンのリリースごとに、 Hosted Control Plane の 2 つのコンポーネントがリリースされます。
- HyperShift Operator
- コマンドラインインターフェイス (CLI)
HyperShift Operator は、HostedCluster
API リソースによって表されるホストされたクラスターのライフサイクルを管理します。HyperShift Operator は、OpenShift Container Platform の各リリースでリリースされます。HyperShift Operator をインストールすると、次の例に示すように、HyperShift namespace に supported-versions
という config map が作成されます。config map は、デプロイできる HostedCluster のバージョンを示しています。
apiVersion: v1 data: supported-versions: '{"versions":["4.13","4.12","4.11"]}' kind: ConfigMap metadata: labels: hypershift.openshift.io/supported-versions: "true" name: supported-versions namespace: hypershift
CLI は、開発目的のヘルパーユーティリティーです。CLI は、HyperShift Operator リリースの一部としてリリースされます。互換性ポリシーは保証されません。
API である hypershift.openshift.io
は、軽量で柔軟な異種の OpenShift Container Platform クラスターを大規模に作成および管理する方法を提供します。この API は、HostedCluster
と NodePool
という 2 つのユーザー向けリソースを公開します。HostedCluster
リソースは、コントロールプレーンと共通データプレーンの設定をカプセル化します。HostedCluster
リソースを作成すると、ノードが接続されていない、完全に機能するコントロールプレーンが作成されます。NodePool
リソースは、HostedCluster
リソースにアタッチされたスケーラブルなワーカーノードのセットです。
API バージョンポリシーは、通常、Kubernetes API のバージョン管理 のポリシーと一致します。