14.5. vSphere Problem Detector Operator によって実行される設定チェック


以下の表は、vSphere Problem Detector Operator が実行する設定チェックを特定します。一部のチェックでは、クラスターの設定を確認します。他のチェックは、クラスター内の各ノードの設定を確認します。

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表14.1 クラスター設定チェック
名前説明

CheckDefaultDatastore

VMware vSphere 設定のデフォルトのデータストア名が動的プロビジョニングで使用できる程度の短い名前であることを確認します。

このチェックに失敗した場合は、以下が予想されます。

  • systemd は、Failed to set up mount unit: Invalid argument などのエラーのログをジャーナルに記録します。
  • 仮想マシンがシャットダウンまたは再起動しても、ノードからすべての Pod が drain されない場合、systemd はボリュームをアンマウントしません。

このチェックに失敗した場合は、デフォルトのデータストアのより短い名前で vSphere を再設定します。

CheckFolderPermissions

デフォルトのデータストアでボリュームをリスト表示するパーミッションを検証します。ボリュームを作成する権限を有効にする必要があります。Operator は、/ および /kubevols ディレクトリーをリスト表示してパーミッションを検証します。Operator がチェックを実行する場合、ルートディレクトリーが存在している必要があります。チェック時に /kubevols ディレクトリーが存在しない可能性があります。データストアが動的プロビジョニングをサポートしている場合、/kubevols ディレクトリーが作成されます。

このチェックに失敗した場合は、OpenShift Container Platform のインストール時に指定された vCenter アカウントに必要な権限を確認します。

CheckStorageClasses

以下を確認してください。

  • ストレージクラスがプロビジョニングする各永続ボリュームへの完全修飾パスは、255 文字未満にはなりません。
  • ストレージクラスでは 1 つのストレージポリシーのみを使用でき、ポリシーは定義する必要があります。

CheckTaskPermissions

最新のタスクおよびデータストアをリスト表示するパーミッションを検証します。

ClusterInfo

vSphere vCenter からクラスターバージョンおよび UUID を収集します。

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表14.2 ノード設定チェック
名前説明

CheckNodeDiskUUID

すべての vSphere 仮想マシンに、disk.enableUUID=TRUE 設定が含まれていることを確認します。

このチェックに失敗した場合は、Red Hat ナレッジベースの記事 How to check disk.EnableUUID parameter from VM in vSphere を参照してください。

CheckNodeProviderID

すべてのノードに vSphere vCenter からの ProviderID 設定があることを確認します。以下のコマンドからの出力に各ノードのプロバイダー ID が含まれていない場合に、このチェックに失敗します。

$ oc get nodes -o custom-columns=NAME:.metadata.name,PROVIDER_ID:.spec.providerID,UUID:.status.nodeInfo.systemUUID
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このチェックが失敗した場合は、クラスター内の各ノードのプロバイダー ID を設定する方法について、vSphere の製品ドキュメントを参照してください。

CollectNodeESXiVersion

ノードを実行する ESXi ホストのバージョンを報告します。

CollectNodeHWVersion

ノードの仮想マシンのハードウェアバージョンを報告します。

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