8.4. ワークロードの更新方法の設定
HyperConverged カスタムリソース (CR) を編集することにより、ワークロードの更新方法を設定できます。
前提条件
ライブマイグレーションを更新方法として使用するには、まずクラスターでライブマイグレーションを有効にする必要があります。
注記VirtualMachineInstanceCR にevictionStrategy: LiveMigrateが含まれており、仮想マシンインスタンス (VMI) がライブマイグレーションをサポートしない場合には、VMI は更新されません。
手順
デフォルトエディターで
HyperConvergedCR を作成するには、以下のコマンドを実行します。oc edit hco -n openshift-cnv kubevirt-hyperconverged
$ oc edit hco -n openshift-cnv kubevirt-hyperconvergedCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow HyperConvergedCR のworkloadUpdateStrategyスタンザを編集します。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ワークロードの自動更新を実行するのに使用できるメソッド。設定可能な値は
LiveMigrateおよびEvictです。上記の例のように両方のオプションを有効にした場合に、ライブマイグレーションをサポートする VMI にはLiveMigrateを、ライブマイグレーションをサポートしない VMI にはEvictを、更新に使用します。ワークロードの自動更新を無効にするには、workloadUpdateStrategyスタンザを削除するか、workloadUpdateMethods: []を設定して配列を空のままにします。 - 2
- 中断を最小限に抑えた更新メソッド。ライブマイグレーションをサポートする VMI は、仮想マシン (VM) ゲストを更新されたコンポーネントが有効なっている新規 Pod に移行することで更新されます。
LiveMigrateがリストされている唯一のワークロード更新メソッドである場合には、ライブマイグレーションをサポートしない VMI は中断または更新されません。 - 3
- アップグレード時に VMI Pod をシャットダウンする破壊的な方法。
Evictは、ライブマイグレーションがクラスターで有効でない場合に利用可能な唯一の更新方法です。VMI がrunStrategy: alwaysに設定されたVirtualMachineオブジェクトによって制御される場合には、新規の VMI は、更新されたコンポーネントを使用して新規 Pod に作成されます。 - 4
Evictメソッドを使用して一度に強制的に更新できる VMI の数。これは、LiveMigrateメソッドには適用されません。- 5
- 次のワークロードバッチを退避するまで待機する間隔。これは、
LiveMigrateメソッドには適用されません。
注記HyperConvergedCR のspec.liveMigrationConfigスタンザを編集することにより、ライブマイグレーションの制限とタイムアウトを設定できます。- 変更を適用するには、エディターを保存し、終了します。