8.3. Authorization


OpenShift Virtualization では、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) が認可に使用されます。たとえば管理者は、仮想マシンの起動に必要な権限を提供する RBAC ロールを作成できます。その後、管理者はロールを特定のユーザーにバインドすることで、その機能へのアクセスを制限できます。

8.3.1. OpenShift Virtualization のデフォルトのクラスターロール

クラスターロール集約を使用することで、OpenShift Virtualization はデフォルトの OpenShift Container Platform クラスターロールを拡張して、仮想化オブジェクトにアクセスするための権限を組み込みます。

表8.1 OpenShift Virtualization のクラスターロール
デフォルトのクラスターロールOpenShift Virtualization のクラスターロールOpenShift Virtualization クラスターロールの説明

view

kubevirt.io:view

クラスター内の OpenShift Virtualization リソースをすべて表示できるユーザー。ただし、リソースの作成、削除、変更、アクセスはできません。たとえば、ユーザーは仮想マシン (VM) が実行中であることを確認できますが、それをシャットダウンしたり、そのコンソールにアクセスしたりすることはできません。

edit

kubevirt.io:edit

クラスター内のすべての OpenShift Virtualization リソースを変更できるユーザー。たとえば、ユーザーは仮想マシンの作成、VM コンソールへのアクセス、仮想マシンの削除を行えます。

admin

kubevirt.io:admin

リソースコレクションの削除を含め、すべての OpenShift Virtualization リソースに対する完全な権限を持つユーザー。このユーザーは、openshift-cnv namespace の HyperConverged カスタムリソースにある OpenShift Virtualization ランタイム設定も表示および変更できます。

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