2.2. IBM Power Virtual Server のクォータと制限


OpenShift Container Platform クラスターは、いくつかの IBM Cloud および IBM Power Virtual Server コンポーネントを使用しており、デフォルトのクォータと制限は、OpenShift Container Platform クラスターをインストールする能力に影響します。特定のクラスター設定を使用する場合、特定のリージョンにクラスターをデプロイするか、アカウントから複数のクラスターを実行する場合は、IBM Cloud VPC アカウントに追加のリソースを要求する必要がある場合があります。

デフォルトの IBM Cloud VPC クォータとサービス制限の包括的なリストは、IBM Cloud ドキュメントの Quotas and service limits を参照してください。

仮想プライベートクラウド

各 OpenShift Container Platform クラスターは、独自の Virtual Private Cloud (VPC) を作成します。リージョンあたりの VPC のデフォルトのクォータは 10 です。10 個の VPC を作成した場合は、インストールを試行する前にクォータを増やす必要があります。

アプリケーションロードバランサー

デフォルトでは、各クラスターは 2 つのアプリケーションロードバランサー (ALB) を作成します。

  • コントロールプレーン API サーバーの内部ロードバランサー
  • コントロールプレーン API サーバー用の外部ロードバランサー

追加の LoadBalancer サービスオブジェクトを作成して、追加の ALB を作成できます。VPC ALB のデフォルトのクォータは、リージョンごとに 50 です。50 を超える ALB を使用するには、このクオータを増やす必要があります。

VPC ALB がサポートされています。Classic ALB は、IBM Power Virtual Server ではサポートされていません。

クラウド接続

IBM Power Virtual Server インスタンスごとにクラウド接続は 2 つまでという制限があります。クラスターにサービスを提供するには、IBM Power Virtual Server インスタンス内のクラウド接続を 1 つだけにすることを推奨します。

動的ホスト設定プロトコルサービス

IBM Power Virtual Server インスタンスごとに Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) サービスは 1 つまでという制限があります。

ネットワーク

ネットワークの制限により、IPI を介してインストールされる OpenShift クラスターは、アカウントごとのゾーンごとに 1 つまでという制限があります。これは設定できません。

Virtual Server Instances

デフォルトでは、クラスターは次のリソースを使用してサーバーインスタンスを作成します。

  • 0.5 CPU
  • 32 GB RAM
  • システムタイプ: s922
  • プロセッサーのタイプ: uncappedshared
  • ストレージ階層: Tier-3

次のノードが作成されます。

  • 1 台のブートストラップマシン。インストール完了後に削除されます。
  • 3 つのコントロールプレーンノード
  • 3 つのコンピュートノード

詳細は、IBM Cloud 資料の Power Systems 仮想サーバーの作成 を参照してください。

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