5.3. 新機能および変更された機能
- OpenShift Virtualization が FIPS に対応しました。ただし、OpenShift Container Platform 4.13 は Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9.2 をベースにしています。RHEL 9.2 はまだ FIPS 認定のために提出されていません。ただし、特定の期限は確約できませんが、Red Hat は RHEL 9.0 および RHEL 9.2 モジュール、その後は RHEL 9.x のマイナーリリースについても、FIPS 認定を取得することを想定しています。更新は Compliance Activities and Government Standards から入手できる予定です。
OpenShift Virtualization は、Windows Server のワークロードを実行する Microsoft の Windows Server Virtualization Validation Program (SVVP) で認定されています。
SVVP の認定は以下に適用されます。
- Red Hat Enterprise Linux CoreOS ワーカー。Microsoft SVVP Catalog では、Red Hat OpenShift Container Platform 4 on RHEL CoreOS 9 という名前が付けられます。
- Intel および AMD CPU。
-
OpenShift Virtualization は、
restricted
Kubernetes pod security standardsプロファイルに準拠するようになりました。詳細は、OpenShift Virtualization の セキュリティーポリシー ドキュメントを参照してください。
現在、OpenShift Virtualization は Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 をベースにしています。
仮想マシン用の新しい RHEL 9 マシンタイプ (
machineType: pc-q35-rhel9.2.0
) があります。OpenShift Virtualization に含まれるすべての仮想マシンテンプレートは、デフォルトでこのマシンタイプを使用するようになりました。
- 詳細は、RHEL 9 上の OpenShift Virtualization を参照してください。
-
仮想マシンまたはスナップショットをエクスポートした後、エクスポートサーバーから
VirtualMachine
、ConfigMap
、Secret
マニフェストを取得できるようになりました。詳細は、エクスポートされた仮想マシンマニフェストへのアクセス を参照してください。
- 「ロギング、イベント、モニタリング」ドキュメントの名前は、サポート に変更されました。モニタリングツールのドキュメントは モニタリング に移動されました。
- LokiStack を使用すると、Web コンソールに集約された OpenShift Virtualization ログを表示およびフィルタリングできます。
5.3.1. クイックスタート
-
クイックスタートツアーは、複数の OpenShift Virtualization 機能で利用できます。ツアーを表示するには、OpenShift Virtualization コンソールのヘッダーのメニューバーにある Help アイコン ? をクリックし、Quick Starts を選択します。Filter フィールドに
virtualization
キーワードを入力して、利用可能なツアーをフィルターできます。
5.3.2. ネットワーク
- OVN-Kubernetes CNI プラグインを使用すると、デフォルトの Pod ネットワークに接続されている 2 つの仮想マシン (VM) 間で、フラグメント化されていない jumbo フレームパケット を送信できます。
5.3.3. ストレージ
- OpenShift 仮想化ストレージリソースは、ベータ API バージョンに自動的に移行されるようになりました。Alpha API バージョンはサポートされなくなりました。
5.3.4. Web コンソール
- VirtualMachine details ページでは、Scheduling、Environment、Network interfaces、Disks、および Scripts タブが新しい Configuration タブ に表示されます。
- VNC コンソールの使用時に、クライアントのクリップボードからゲストに 文字列を貼り付ける ことができるようになりました。
-
VirtualMachine details
Details タブに、ロードバランサー経由で SSH サービスを公開するための新しい SSH サービスタイプ (SSH over LoadBalancer) が追加されました。
- Disks タブ に、ホットプラグボリュームを永続ボリュームにするオプションが 追加されました。
-
VirtualMachine details
Diagnostics タブが追加され、仮想マシンのステータス条件とボリュームのスナップショットステータスを表示できるようになりました。
- Web コンソールで高パフォーマンス仮想マシンのヘッドレスモードを有効化できるようになりました。