2.5. モニタリングスタックの設定
				OpenShift Container Platform 4.13 では、cluster-monitoring-config または user-workload-monitoring-config ConfigMap オブジェクトを使用して、モニタリングスタックを設定できます。config map が Cluster Monitoring Operator (CMO) を設定し、続いて CMO がスタックのコンポーネントを設定します。
			
前提条件
- OpenShift Container Platform のコアモニタリングコンポーネントを設定する場合、以下を実行します。 - 
								cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
- 
								cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトを作成している。
 
- 
								
- ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定する場合: - 
								cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとして、またはopenshift-user-workload-monitoringプロジェクトのuser-workload-monitoring-config-editロールを持つユーザーとして、クラスターにアクセスできる。
- クラスター管理者は、ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にしている。
 
- 
								
- 
						OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
手順
- ConfigMapオブジェクトを編集します。- OpenShift Container Platform のコアモニタリングコンポーネントを設定するには、以下を実行します。 - openshift-monitoringプロジェクトで- cluster-monitoring-config- ConfigMapオブジェクトを編集します。- oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config - $ oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- 設定を、 - data/config.yamlの下に値とキーのペア- <component_name>: <component_configuration>として追加します。- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - <component>および- <configuration_for_the_component>を随時置き換えます。- 以下の - ConfigMapオブジェクトの例は、Prometheus の永続ボリューム要求 (PVC) を設定します。これは、OpenShift Container Platform のコアコンポーネントのみをモニターする Prometheus インスタンスに関連します。- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- Prometheus コンポーネントを定義し、後続の行はその設定を定義します。
 
 
- ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定するには、以下を実行します。 - openshift-user-workload-monitoringプロジェクトで- user-workload-monitoring-config- ConfigMapオブジェクトを編集します。- oc -n openshift-user-workload-monitoring edit configmap user-workload-monitoring-config - $ oc -n openshift-user-workload-monitoring edit configmap user-workload-monitoring-config- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- 設定を、 - data/config.yamlの下に値とキーのペア- <component_name>: <component_configuration>として追加します。- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - <component>および- <configuration_for_the_component>を随時置き換えます。- 以下の - ConfigMapオブジェクトの例は、Prometheus のデータ保持期間および最小コンテナーリソース要求を設定します。これは、ユーザー定義のプロジェクトのみをモニターする Prometheus インスタンスに関連します。- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 注記- Prometheus config map コンポーネントは、 - cluster-monitoring-config- ConfigMapオブジェクトで- prometheusK8sと呼ばれ、- user-workload-monitoring-config- ConfigMapオブジェクトで- prometheusと呼ばれます。
 
 
- ファイルを保存して、変更を - ConfigMapオブジェクトに適用します。警告- ConfigMapオブジェクトの設定変更によって、結果も異なります。- Pod は再デプロイされません。したがって、サービスの停止はありません。
- 変更された Pod が再デプロイされます。 - 単一ノードクラスターの場合、一時的なサービスが停止します。
- マルチノードクラスターの場合、高可用性であるため、影響を受ける Pod は徐々にロールアウトされ、モニタリングスタックは引き続き利用可能です。
- 永続ボリュームの設定およびサイズ変更を行うと、高可用性であるかどうかに関係なく、常にサービスが停止します。
 
 - config map の変更を必要とする手順にはそれぞれ、想定される結果が含まれます。