5.3. Receive Flow Steering を使用したネットワークパフォーマンスの強化
Receive Flow Steering (RFS) は、ネットワークレイテンシーをさらに短縮して Receive Packet Steering (RPS) を拡張します。RFS は技術的には RPS をベースとしており、CPU キャッシュのヒットレートを増やして、パケット処理の効率を向上させます。RFS はこれを実現すると共に、計算に最も便利な CPU を決定することによってキューの長さを考慮し、キャッシュヒットが CPU 内で発生する可能性が高くなります。そのため、CPU キャッシュは無効化され、キャッシュを再構築するサイクルが少なくて済みます。これにより、パケット処理の実行時間を減らすのに役立ちます。
5.3.1. Machine Config Operator (MCO) を使用した RFS のアクティブ化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
手順
以下の MCO サンプルプロファイルを YAML ファイルにコピーします。たとえば、
enable-rfs.yaml
のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow MCO プロファイルを作成します。
oc create -f enable-rfs.yaml
$ oc create -f enable-rfs.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 50-enable-rfs
という名前のエントリーが表示されていることを確認します。oc get mc
$ oc get mc
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 非アクティブにするには、次のコマンドを実行します。
oc delete mc 50-enable-rfs
$ oc delete mc 50-enable-rfs
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow