2.9. クラスターのデプロイ
互換性のあるクラウドプラットフォームに OpenShift Container Platform をインストールできます。
インストールプログラムの create cluster コマンドは、初期インストール時に 1 回だけ実行できます。
前提条件
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インストーラーを実行するマシンから
ovirt-imageioポートを Manager へのポートを開放する。デフォルトでは、ポートは54322です。 - OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得する。
- ホスト上のクラウドプロバイダーアカウントに、クラスターをデプロイするための適切な権限があることを確認してください。アカウントの権限が正しくないと、インストールプロセスが失敗し、不足している権限を示すエラーメッセージが表示されます。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、クラスターのデプロイメントを初期化します。
$ ./openshift-install create cluster --dir <installation_directory> \1 --log-level=info2 ディレクトリーを指定する場合:
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ディレクトリーに
execute権限があることを確認します。この権限は、インストールディレクトリーで Terraform バイナリーを実行するために必要です。 - 空のディレクトリーを使用します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットは有効期限が短いため、インストールディレクトリーを再利用しないでください。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。
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ディレクトリーに
インストールプログラムのプロンプトに対応します。
オプション:
SSH Public Keyには、 パスワードなしのパブリックキー (例:~/.ssh/id_rsa.pub) を選択します。このキーは、新規 OpenShift Container Platform クラスターとの接続を認証します。注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターには、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを選択します。-
Platformには、ovirtを選択します。 Engine FQDN[:PORT]に、RHV 環境の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。以下に例を示します。
rhv-env.virtlab.example.com:443-
インストールプログラムは CA 証明書を自動的に生成します。
Would you like to use the above certificate to connect to the Manager?では、yまたはNのいずれかで回答します。Nと回答する場合は、OpenShift Container Platform を非セキュアモードでインストールする必要があります。 Engine usernameには、この形式を使用して RHV 管理者のユーザー名およびプロファイルを入力します。<username>@<profile>1 - 1
<username>に、RHV 管理者のユーザー名を指定します。<profile>には、ログインプロファイルを指定します。ログインプロファイルは、RHV Administration Portal ログインページに移動し、 Profile ドロップダウンリストで確認できます。例:admin@internal
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Engine passwordに、RHV 管理者パスワードを入力します。 -
Clusterには、OpenShift Container Platform をインストールするための RHV クラスターを選択します。 -
Storage domainには、OpenShift Container Platform をインストールするためのストレージドメインを選択します。 -
Networkには、RHV Manager REST API へのアクセスのある仮想ネットワークを選択します。 -
Internal API Virtual IPに、クラスターの REST API とは別の静的 IP アドレスを入力します。 -
Ingress virtual IPに、ワイルドカードアプリドメイン用に予約した静的 IP アドレスを入力します。 -
Base Domainに、OpenShift Container Platform クラスターのベースドメインを入力します。このクラスターが外部に公開される場合、これは DNS インフラストラクチャーが認識する有効なドメインである必要があります。たとえば、virtlab.example.comを入力します。 -
Cluster Nameに、クラスターの名前を入力します。例:my-clusterOpenShift Container Platform REST API およびアプリケーションドメイン名向けに作成した外部登録/解決可能な DNS エントリーのクラスター名を使用します。インストールプログラムは、この名前を RHV 環境のクラスターにも指定します。 -
Pull secretには、先にダウンロードしたpull-secret.txtファイルからプルシークレットをコピーし、ここに貼り付けます。Red Hat OpenShift Cluster Manager から同じプルシークレット のコピーを取得することもできます。
検証
クラスターのデプロイが正常に完了すると、次のようになります。
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ターミナルには、Web コンソールへのリンクや
kubeadminユーザーの認証情報など、クラスターにアクセスするための指示が表示されます。 -
認証情報は
<installation_directory>/.openshift_install.logにも出力されます。
インストールプログラム、またはインストールプログラムが作成するファイルを削除することはできません。これらはいずれもクラスターを削除するために必要になります。
出力例
...
INFO Install complete!
INFO To access the cluster as the system:admin user when using 'oc', run 'export KUBECONFIG=/home/myuser/install_dir/auth/kubeconfig'
INFO Access the OpenShift web-console here: https://console-openshift-console.apps.mycluster.example.com
INFO Login to the console with user: "kubeadmin", and password: "password"
INFO Time elapsed: 36m22s
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インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー に関するドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することを推奨します。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
クラスターのインストールに必要な手順を完了している必要があります。残りの手順では、クラスターを検証し、インストールのトラブルシューティングを行う方法を説明します。