第7章 OpenShift Virtualization の更新
Operator Lifecycle Manager(OLM) が OpenShift Virtualization の z-stream およびマイナーバージョンの更新を提供する方法を確認します。
OpenShift Virtualization 4.12.2 から OpenShift Virtualization 4.13 への更新はサポート対象外です。
7.1. RHEL 9 上の OpenShift Virtualization
OpenShift Virtualization 4.13 は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 をベースにしています。標準の OpenShift Virtualization 更新手順に従って、RHEL 8 をベースとするバージョンから OpenShift Virtualization 4.13 に更新できます。追加の手順は必要ありません。
以前のバージョンと同様に、実行中のワークロードを中断することなく更新を実行できます。OpenShift Virtualization 4.13 では、RHEL 8 ノードから RHEL 9 ノードへのライブマイグレーションがサポートされています。
7.1.1. 新しい RHEL 9 マシンタイプ
この更新では、仮想マシンの新しい RHEL 9 マシンタイプである machineType: pc-q35-rhel9.2.0
も導入されています。OpenShift Virtualization に含まれるすべての仮想マシンテンプレートは、デフォルトでこのマシンタイプを使用するようになりました。
OpenShift Virtualization を更新しても、既存仮想マシンの machineType
値は変更されません。これらの仮想マシンは、引き続き更新前と同様に機能します。
必須ではありませんが、仮想マシンのマシンタイプを pc-q35-rhel9.2.0
に変更すると、RHEL 9 の改善点を活用できます。
仮想マシンの machineType
値を変更する前に、仮想マシンをシャットダウンする必要があります。