第1章 インストールの検証
本書の手順に従い、インストール前に OpenShift Container Platform クラスターのステータスを確認したり、インストール前にブートアーティファクトを検証したりできます。
1.1. RHCOS ライブメディアの検証
OpenShift Container Platform インストールプログラムには、固定されたバージョンの RHCOS ブートイメージが含まれます。完全に自動化されたインストールでは、デフォルトでこれらの固定されたアーティファクトが使用されます。インストールプログラムをダウンロードしたミラーレジストリーには、Red Hat のプロダクトキーで暗号化されている sha256sum
が含まれます。
ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーのインストールの場合、情報にアクセスし、OpenShift Container Platform インストーラーを使用して SHA-256 チェックサムを使用して RHCOS ブートイメージアーティファクトを間接的に検証できます。
手順
次のコマンドを実行して、bootimage アーティファクトのメタデータを出力します。
$ openshift-install coreos print-stream-json | jq <bootimage> 1
- 1
- 情報を取得するブートイメージのクエリー。検証の目的で、bootimage アーティファクトに
sha256sum
が生成されている必要があります。これには、OVA、VHD、QCOW2 などが含まれます。たとえば、ベアメタルプラットフォームのx86_64
アーキテクチャーiso
ファイルに関する情報を取得するには、この値は .architectures.x86_64.artifacts.metal.formats.iso
になります。
出力例
{ "disk": { "location": "<url>/art/storage/prod/streams/<release>/builds/rhcos-<release>-live.<architecture>.<artifact>", "sha256": "abc2add9746eb7be82e6919ec13aad8e9eae8cf073d8da6126d7c95ea0dee962" } }