11.3. カナリアロールアウト更新の実行について


次の手順は、カナリアロールアウト更新プロセスのワークフローの概要を示しています。

  1. ワーカープールに基づいてカスタムマシン設定プール (MCP) を作成します。

    注記

    MCP の maxUnavailable 設定を変更して、任意の時点で更新できるパーセンテージまたはマシン数を指定できます。デフォルトは 1 です。

    警告

    OpenShift Container Platform のすべてのマシン設定プールにおける maxUnavailable のデフォルト設定は 1 です。この値を変更せず、一度に 1 つのコントロールプレーンノードを更新することを推奨します。コントロールプレーンプールのこの値を 3 に変更しないでください。

  2. ノードセレクターをカスタム MCP に追加します。残りのクラスターと同時に更新しない各ノードに、一致するラベルをノードに追加します。このラベルは、ノードを MCP に関連付けます。

    重要

    ノードからデフォルトのワーカーラベルを削除しないでください。クラスター内でノードを適切に機能させるには、ノードにロールラベルが必要です。

  3. 更新プロセスの一部として更新しない MCP を一時停止します。
  4. クラスターの更新を実行します。更新プロセスでは、コントロールプレーンノードを含む、一時停止されていない MCP が更新されます。
  5. 更新されたノードでアプリケーションをテストし、期待どおりに動作することを確認します。
  6. 残りの MCP の 1 つを一時停止解除し、そのプール内のノードの更新が完了するのを待ち、それらのノードでアプリケーションをテストします。すべてのワーカーノードが更新されるまで、このプロセスを繰り返します。
  7. オプション: 更新されたノードからカスタムラベルを削除し、カスタム MCP を削除します。
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