15.12. ストリームメタデータを使用した RHCOS AMI へのアクセス
OpenShift Container Platform では、ストリームメタデータ は、JSON 形式で RHCOS に関する標準化されたメタデータを提供し、メタデータをクラスターに挿入します。ストリームメタデータは、複数のアーキテクチャーをサポートする安定した形式で、自動化を維持するための自己文書化が意図されています。
openshift-install
の coreos print-stream-json
サブコマンドを使用して、ストリームメタデータ形式のブートイメージに関する情報にアクセスできます。このコマンドは、スクリプト可能でマシン読み取り可能な形式でストリームメタデータを出力する方法を提供します。
user-provisioned installation の場合、openshift-install
バイナリーには、AWS AMI などの OpenShift Container Platform での使用がテストされている RHCOS ブートイメージのバージョンへの参照が含まれます。
手順
ストリームメタデータを解析するには、以下のいずれかの方法を使用します。
-
Go プログラムから、https://github.com/coreos/stream-metadata-go の公式の
stream-metadata-go
ライブラリーを使用します。ライブラリーでサンプルコードを確認することもできます。 - Python や Ruby などの別のプログラミング言語から、お好みのプログラミング言語の JSON ライブラリーを使用します。
jq
などの JSON データを処理するコマンドラインユーティリティーから、以下のコマンドを実行します。us-west-1
などの AWS リージョンの現在のx86_64
またはaarch64
AMI を出力します。x86_64 の場合
$ openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.x86_64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
出力例
ami-0d3e625f84626bbda
aarch64 の場合
$ openshift-install coreos print-stream-json | jq -r '.architectures.aarch64.images.aws.regions["us-west-1"].image'
出力例
ami-0af1d3b7fa5be2131
このコマンドの出力は、指定されたアーキテクチャーと
us-west-1
リージョンの AWS AMI ID です。AMI はクラスターと同じリージョンに属する必要があります。