7.2. Web コンソールによるログの可視化


ロギングコンソールプラグインを設定すると、OpenShift Container Platform Web コンソールを使用してログデータを可視化できます。

ロギングのインストール時にプラグインを設定する方法については、Web コンソールを使用したロギングのインストール を参照してください。

すでにロギングをインストールしており、プラグインを設定する場合は、次のいずれかの手順を使用します。

7.2.1. Red Hat OpenShift Logging Operator をインストールした後のロギングコンソールプラグインの有効化

ロギングコンソールプラグインは Red Hat OpenShift Logging Operator のインストール中に有効にできますが、プラグインを無効にして Red Hat OpenShift Logging Operator をインストールした場合も、プラグインを有効にすることができます。

前提条件

  • 管理者権限がある。
  • Red Hat OpenShift Logging Operator がインストールされており、Console pluginDisabled が選択されている。
  • OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスできる。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators Installed Operators に移動します。
  2. Red Hat OpenShift Logging をクリックします。Operator の Details ページが表示されます。
  3. Details ページで、Console plugin オプションの Disabled をクリックします。
  4. Console plugin enablement ダイアログで、Enable を選択します。
  5. Save をクリックします。
  6. Console plugin オプションに Enabled と表示されていることを確認します。
  7. 変更が適用されると、Web コンソールにポップアップウィンドウが表示されます。ウィンドウに Web コンソールのリロードを求めるプロンプトが表示されます。ポップアップウィンドウが表示されたら、ブラウザーを更新して変更を適用します。

7.2.2. Elasticsearch ログストアと LokiStack がインストールされている場合のロギングコンソールプラグインの設定

ロギングバージョン 5.8 以降では、Elasticsearch ログストアがデフォルトのログストアであるが、LokiStack もインストールされている場合は、次の手順を使用してロギングコンソールプラグインを有効にできます。

前提条件

  • 管理者権限がある。
  • Red Hat OpenShift Logging Operator、OpenShift Elasticsearch Operator、および Loki Operator がインストールされている。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • ClusterLogging カスタムリソース (CR) が作成されている。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、ロギングコンソールプラグインが有効になっていることを確認します。

    $ oc get consoles.operator.openshift.io cluster -o yaml |grep logging-view-plugin  \
    || oc patch consoles.operator.openshift.io cluster  --type=merge \
    --patch '{ "spec": { "plugins": ["logging-view-plugin"]}}'
  2. 次のコマンドを実行して .metadata.annotations.logging.openshift.io/ocp-console-migration-target: lokistack-dev アノテーションを ClusterLogging CR に追加します。

    $ oc patch clusterlogging instance --type=merge --patch \
    '{ "metadata": { "annotations": { "logging.openshift.io/ocp-console-migration-target": "lokistack-dev" }}}' \
    -n openshift-logging

    出力例

    clusterlogging.logging.openshift.io/instance patched

検証

  • 次のコマンドを実行し、出力を確認して、アノテーションが正常に追加されたことを確認します。

    $ oc get clusterlogging instance \
    -o=jsonpath='{.metadata.annotations.logging\.openshift\.io/ocp-console-migration-target}' \
    -n openshift-logging

    出力例

    "lokistack-dev"

これで、ロギングコンソールプラグイン Pod がデプロイされました。ロギングデータを表示するには、OpenShift Container Platform Web コンソールに移動し、Observe Logs ページを表示します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.