13.2. ライブマイグレーションの制限およびタイムアウト
				ライブマイグレーションの制限およびタイムアウトを適用し、移行プロセスによる負荷がクラスターにかからないようにします。HyperConverged カスタムリソース (CR) を編集してこれらの設定を行います。
			
13.2.1. ライブマイグレーションの制限およびタイムアウトの設定
					openshift-cnv namespace にある HyperConverged カスタムリソース (CR) を更新して、クラスターのライブマイグレーションの制限およびタイムアウトを設定します。
				
手順
- HyperConvergedCR を編集し、必要なライブマイグレーションパラメーターを追加します。- oc edit hco -n openshift-cnv kubevirt-hyperconverged - $ oc edit hco -n openshift-cnv kubevirt-hyperconverged- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 設定ファイルのサンプル - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- この例では、spec.liveMigrationConfig配列には各フィールドのデフォルト値が含まれます。
 注記- キー/値のペアを削除し、ファイルを保存して、 - spec.liveMigrationConfigフィールドのデフォルト値を復元できます。たとえば、- progressTimeout: <value>を削除してデフォルトの- progressTimeout: 150を復元します。
13.2.2. クラスター全体のライブマイグレーションの制限およびタイムアウト
| パラメーター | 説明 | デフォルト | 
|---|---|---|
| 
									 | クラスターで並行して実行される移行の数。 | 5 | 
| 
									 | ノードごとのアウトバウンドの移行の最大数。 | 2 | 
| 
									 | 
									各マイグレーションの帯域幅制限。値は 1 秒あたりのバイト数です。たとえば、値  | 0 [1] | 
| 
									 | 
									移行がこの時間内に終了しない場合 (単位はメモリーの GiB あたりの秒数)、移行は取り消されます。たとえば、6GiB メモリーを持つ仮想マシンインスタンスは、4800 秒内に移行を完了しない場合にタイムアウトします。 | 800 | 
| 
									 | メモリーのコピーの進捗がこの時間内 (秒単位) に見られない場合に、移行は取り消されます。 | 150 | 
- 
							デフォルト値の 0は無制限です。