1.2. 仮想マシンディスクのストレージボリュームについて


既知のストレージプロバイダーでストレージ API を使用する場合、ボリュームモードとアクセスモードは自動的に選択されます。ただし、ストレージプロファイルのないストレージクラスを使用する場合は、ボリュームとアクセスモードを選択する必要があります。

accessMode: ReadWriteManyvolumeMode: Block を使用すると、最適な結果を得ることができます。これは、以下の理由により重要です。

  • ライブマイグレーションには ReadWriteMany (RWX) アクセスモードが必要です。
  • Block ボリュームモードは、Filesystem ボリュームモードと比較してパフォーマンスが大幅に向上します。これは、Filesystem ボリュームモードでは、ファイルシステムレイヤーやディスクイメージファイルなどを含め、より多くのストレージレイヤーが使用されるためです。仮想マシンのディスクストレージに、これらのレイヤーは必要ありません。

    たとえば、Red Hat OpenShift Data Foundation を使用する場合は、CephFS ボリュームよりも Ceph RBD ボリュームの方が推奨されます。

    重要

    以下を使用する仮想マシンのライブマイグレーションを行うことはできません。

    • ReadWriteOnce (RWO) アクセスモードのストレージボリューム
    • GPU などのパススルー機能

    それらの仮想マシンの evictionStrategy フィールドを LiveMigrate に設定しないでください。

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