第7章 ネットワークが制限された環境での GCP へのクラスターのインストール
OpenShift Container Platform 4.13 では、既存の Google Virtual Private Cloud (VPC) にインストールリリースコンテンツの内部ミラーを作成することで、制限されたネットワークの Google Cloud Platform (GCP) にクラスターをインストールできます。
ミラーリングされたインストールリリースのコンテンツを使用して OpenShift Container Platform クラスターをインストールすることは可能ですが、クラスターが GCP API を使用するにはインターネットアクセスが必要になります。
7.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認している。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認している。
- クラスターをホストするように GCP プロジェクトを設定 している。
非接続インストールのイメージをミラーリング し、お使いの OpenShift Container Platform のバージョンの
imageContentSources
データを取得している。重要インストールメディアはミラーホストにあるため、そのコンピューターを使用してすべてのインストール手順を完了することができます。
GCP に既存の VPC がある。installer-provisioned infrastructure を使用するネットワークが制限された環境にクラスターをインストールする場合は、installer-provisioned VPC を使用することはできません。以下の要件のいずれかを満たす user-provisioned VPC を使用する必要があります。
- ミラーレジストリーが含まれる。
- 別の場所でホストされるミラーレジストリーにアクセスするためのファイアウォールルールまたはピアリング接続がある。
-
ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。他のサイトへのアクセスを付与する必要がある場合もありますが、
*.googleapis.com
およびaccounts.google.com
へのアクセスを付与する必要があります。 -
お使いの環境でクラウドアイデンティティーおよびアクセス管理(IAM) API にアクセスできない場合や、管理者レベルの認証情報シークレットを
kube-system
namespace に保存することを望まない場合は、IAM 認証情報を手動で作成および維持 する ことができます。