5.6. GCP Marketplace の使用
GCP Marketplace を使用すると、OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。これは、GCP を通じて従量課金制 (時間単位、コア単位) で請求され、Red Hat の直接サポートも受けることができます。
デフォルトで、インストールプログラムはコンピュートマシンのデプロイに使用する Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージをダウンロードしてインストールします。GCP Marketplace から RHCOS イメージを使用して OpenShift Container Platform クラスターをデプロイするには、GCP Marketplace サービの場所を参照するように install-config.yaml
ファイルを変更してデフォルトの動作をオーバーライドします。
GCP Marketplace イメージを使用するには、コンピュートマシンの RHCOS イメージのみを変更する必要があります。コントロールプレーンマシンおよびインフラストラクチャーノードに OpenShift Container Platform サブスクリプションは必要なく、デフォルトでパブリック RHCOS デフォルトイメージが使用されるため、GCP 請求書にサブスクリプションコストは発生しません。したがって、クラスターのデフォルトのブートイメージやコントロールプレーンのブートイメージは変更しないでください。GCP Marketplace イメージを適用すると追加のライセンスコストが発生し、これは修正できません。
前提条件
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既存の
install-config.yaml
ファイルがある。
手順
compute.platform.gcp.osImage
パラメーターを編集して、GCP Marketplace イメージの場所を指定します。-
project
パラメーターをredhat-marketplace-public
に設定します。 name
パラメーターを、次のいずれかに設定します。- OpenShift Container Platform
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redhat-coreos-ocp-413-x86-64-202305021736
- OpenShift Platform Plus
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redhat-coreos-opp-413-x86-64-202305021736
- OpenShift Kubernetes Engine
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redhat-coreos-oke-413-x86-64-202305021736
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- ファイルを保存し、クラスターをデプロイする際に参照します。
コンピュートマシンの GCP Marketplace イメージを指定するサンプル install-config.yaml
ファイル