第4章 サブスクリプション管理
Red Hat Support Tool
Red Hat Enterprise Linux 6.5 には、Red Hat Support Tool を提供する新しいパッケージ redhat-support-tool が同梱されます。Red Hat のサブスクライブサービスへのコンソールベースのアクセスを提供し、お客様向けコンテンツやサービスへのアクセスポイントを広げました。さらに、ヘルプデスクサービスとサブスクリプションサービスを統合、自動化することもできるようになります。本ツールの機能には以下のようなものがあります。
- ナレッジベースの記事やソリューションをコンソールを使用して表示できます。(man ページ形式)
- コンソールを使用してカスタマーケースを表示したり、作成、変更、コメント入力などもできます。
- コンソールを使用し、カスタマーケースや ftp://dropbox.redhat.com/ に添付ファイルを直接アップロードすることができます。
- プロキシに完全対応します (FTP および HTTP プロキシ)。
- コンソールを使用して添付ファイルを一覧表示させ、カスタマーケースにダウンロードすることができます。
- クエリー用語、ログメッセージ、その他パラメータなどでナレッジベースを検索し、選択可能な一覧で検索結果を表示させることができます。
- 分析を行なうため、Shadowman 自動問題判別エンジンにログファイル、テキストファイル、その他のソースなどを容易にアップロードすることができます。
- これ以外にもさまざまなサポート関連のコマンドが用意されています。
Red Hat Support Tool の詳細については、
/usr/share/doc/redhat-support-tool-version/
ディレクトリ内にインストールされているドキュメントもしくは以下のナレッジベースの記事をご覧ください: https://access.redhat.com/site/articles/445443。
subscription-manager list
の更新
利用可能なサブスクリプションの一覧には、
subscription-manager list --available
コマンドの出力で Provides
フィールドが含まれます。これは、システムに資格のある製品名を表示するものです。さらに、Suggested
の新フィールドはコンプライアンスを促進し、グラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) と同等にするために加えられました。