5.8. multipath コマンドを使用したマルチパスクエリー
multipath
コマンドで、-l
と -ll
のオプションを使用して、現在のマルチパス設定を表示することができます。-l
オプションは sysfs
内の情報から収集したマルチパストポロジーとデバイスマッパーを表示します。-ll
オプションは、-l
オプションが表示する情報と、その他のすべての使用可能なシステムコンポーネントを表示します。
マルチパス設定を表示する場合、
multipath
コマンドの -v
オプションを使用して指定できる 3 つの詳細レベルがあります。-v0
を指定すると、出力なしとなります。-v1
を指定すると、作成または更新されたマルチパス名のみが出力され、kpartx
などの他のツールに提供することができます。-v2
を指定すると、すべての検知されたパス、マルチパスおよびデバイスマップが表示されます。
以下の例は、
multipath -l
コマンドの出力を示しています。
以下の例は、
multipath -ll
コマンドの出力を示しています。