1.17. アプリケーションの Git サーバー接続のトラブルシューティング


open-cluster-management namespace のログでは、Git リポジトリーのクローンの失敗について表示されます。

1.17.1. 現象: Git サーバー接続

open-cluster-management namespace にあるサブスクリプションコントローラー Pod multicluster-operators-hub-subscription-<random-characters> のログに、Git リポジトリーのクローン作成に失敗したことが示されています。x509: certificate signed by unknown authority エラーまたは BadGateway エラーが表示されます。

1.17.2. 問題の解決: Git サーバー接続

重要: 以前のバージョンを使用している場合は、アップグレードしてください。

  1. apps.open-cluster-management.io_channels_crd.yaml を同じファイル名として保存します。
  2. Red Hat Advanced Cluster Management クラスターで以下のコマンドを実行し、ファイルを適用します。

    oc apply -f apps.open-cluster-management.io_channels_crd.yaml
  3. open-cluster-management namespace で以下のコマンドを実行して advanced-cluster-management.<version, example 2.5.0> CSV を編集します。

    oc edit csv advanced-cluster-management.<version, example 2.5.0> -n open-cluster-management

    以下のコンテナーを見つけます。

    • multicluster-operators-standalone-subscription
    • multicluster-operators-hub-subscription

      コンテナーイメージを、使用するコンテナーに置き換えます。

      quay.io/open-cluster-management/multicluster-operators-subscription:<your image tag>

    この更新では open-cluster-management namespace に以下の Pod を作成します。

    • multicluster-operators-standalone-subscription-<random-characters>
    • multicluster-operators-hub-subscription-<random-characters>
  4. 新たに作成した Pod が新規 docker イメージで実行していることを確認します。以下のコマンドを実行して、新しい docker イメージを見つけます。

    oc get pod multicluster-operators-standalone-subscription-<random-characters> -n open-cluster-management -o yaml
    oc get pod multicluster-operators-hub-subscription-<random-characters> -n open-cluster-management -o yaml
  5. マネージドクラスターのイメージを更新します。

    ハブクラスターで、次のコマンドを実行して、multicluster_operators_subscription キーのイメージ値を使用するイメージに更新します。

    oc edit configmap -n open-cluster-management mch-image-manifest-<version, example 2.5.0>
    ...
    data:
    multicluster_operators_subscription: <your image with tag>
  6. 既存の multicluster-operators-hub-subscription Pod を再起動します。

    oc delete pods -n open-cluster-management multicluster-operators-hub-subscription--<random-characters>

    これにより、マネージドクラスターの open-cluster-management-agent-addon namespace に application-manager-<random-characters> Pod が再作成されます。

  7. 新たに作成した Pod が新規 docker イメージで実行していることを確認します。
  8. コンソールまたは CLI を使用してアプリケーションを作成する場合は、チャネル仕様に insecureSkipVerify: true を手動で追加します。以下の例を参照してください。

    apiVersion: apps.open-cluster-management.io/v1
    kind: Channel
    metadata:
    labels:
      name: sample-channel
      namespace: sample
    spec:
      type: GitHub
      pathname: <Git URL>
      insecureSkipVerify: true
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