1.23. 可観測性のトラブルシューティング
可観測性コンポーネントをインストールした後に、コンポーネントが停止し、Installing
のステータスが表示されます。
1.23.1. 現象: MultiClusterObservability リソースの状態が停止する
可観測性のカスタムリソース定義 (CRD) をインストールして作成した後に可観測性のステータスが Installing
で停止すると、spec:storageConfig:storageClass
パラメーターに値が定義されていない場合があります。または、可観測性コンポーネントは自動的にデフォルトの storageClass
を検索しますが、ストレージの値が指定されていないと、コンポーネントが Installing
ステータスのままになります。
1.23.2. 問題の解決: MultiClusterObservability リソースの状態が停止する
この問題が発生した場合は、以下の手順を実行します。
可観測性コンポーネントがインストールされていることを確認します。
multicluster-observability-operator
を確認するには、以下のコマンドを実行します。kubectl get pods -n open-cluster-management|grep observability
適切な CRD が存在することを確認するには、以下のコマンドを実行します。
kubectl get crd|grep observ
以下の CRD が表示されるまで、コンポーネントを有効化しないでください。
multiclusterobservabilities.observability.open-cluster-management.io observabilityaddons.observability.open-cluster-management.io observatoria.core.observatorium.io
- ベアメタルクラスター用に独自の storageClass を作成する場合は、NFS を使用した永続ストレージ を参照してください。
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可観測性コンポーネントがデフォルトの storageClass を検索できるようにするには、
multicluster-observability-operator
カスタムリソース定義のstorageClass
パラメーターを更新します。パラメーターは、以下のような値になります。
storageclass.kubernetes.io/is-default-class: "true"
インストールが完了すると、可観測性コンポーネントのステータスが Ready に更新されます。インストールの完了に失敗すると、ステータスが Fail と表示されます。