1.31. OADP カスタムリソース定義のトラブルシューティング
MultiClusterHub
リソースは、cluster-backup
フラグが false
に設定されている場合でも、バックアップおよび復元コンポーネントによって出荷およびサポートされているリソースで Velero および OADP カスタムリソース定義を上書きします。
1.31.1. 現象: OADP カスタムリソース定義
OADP Operator を手動でインストールしようとする場合、インストールするバージョンがバックアップおよび復元コンポーネントでインストールされるものと同じカスタムリソース定義を使用していない場合、インストールは失敗します。
1.31.2. 問題の解決: OADP カスタムリソース定義
この問題を一時的に回避するには、テスト環境で MultiClusterHub
調整を一時停止します。OADP operator を手動でインストールする前に次のコマンドを実行します。これにより、MultiClusterHub
が、OADP operator のバージョンによってインストールされたカスタムリソース定義を更新できなくなります。
oc annotate mch multiclusterhub -n open-cluster-management mch-pause=true