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第10章 外部ネットワークアクセス用のプロキシーの設定

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ネットワーク設定でプロキシー経由のアウトバウンドトラフィックが制限されている場合は、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes でプロキシー設定を設定して、プロキシー経由でトラフィックをルーティングできます。

Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes でプロキシーを使用する場合:

  • Central および Scanner からのすべての出力 HTTP、HTTPS、およびその他の TCP トラフィックは、プロキシーを通過します。
  • Central と Scanner 間のトラフィックはプロキシーを通過しません。
  • プロキシー設定は、他の Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントには影響しません。
  • オフラインモードを使用しておらず、セキュアクラスターで実行されている Collector が実行時に追加の eBPF プローブをダウンロードする必要がある場合:

    • Collector は Sensor に接続してダウンロードを試みます。
    • 次に、Sensor はこのリクエストを Central に転送します。
    • Central はプロキシーを使用して、https://collector-modules.stackrox.io でモジュールまたはプローブを見つけます。

10.1. 既存のデプロイメントでのプロキシーの設定

既存のデプロイメントでプロキシーを設定するには、proxy-config シークレットを YAML ファイルとしてエクスポートし、そのファイルのプロキシー設定を更新して、シークレットとしてアップロードする必要があります。

注記

OpenShift Container Platform クラスターにグローバルプロキシーを設定している場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) はクラスター全体のプロキシーで管理する Operator を自動的に設定します。ただし、インストールされた Operator をグローバルプロキシーを上書きするか、カスタム認証局 (CA) 証明書を挿入するように設定することもできます。

詳細は、Operator Lifecycle Manager でのプロキシーサポートの設定 を参照してください。

手順

  1. 既存のシークレットを YAML ファイルとして保存します。

    $ oc -n stackrox get secret proxy-config \
      -o go-template='{{index .data "config.yaml" | \
      base64decode}}{{"\n"}}' > /tmp/proxy-config.yaml
  2. インストール中にプロキシーを設定するセクションで指定されているように、YAML 設定ファイルで変更するフィールドを編集します。
  3. 変更を保存した後、次のコマンドを実行してシークレットを置き換えます。

    $ oc -n stackrox create secret generic proxy-config \
      --from-file=config.yaml=/tmp/proxy-config.yaml -o yaml --dry-run | \
      oc label -f - --local -o yaml app.kubernetes.io/name=stackrox | \
      oc apply -f -
    重要
    • OpenShift Container Platform が変更を Central と Scanner に伝播するまで少なくとも 1 分待つ必要があります。
    • プロキシー設定を変更した後に発信接続に問題が発生した場合は、Central Pod と Scanner Pod を再起動する必要があります。
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