第11章 診断バンドルの生成
サポートチームが Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントのステータスと正常性に関する洞察を提供できるように、診断バンドルを生成して、そのデータを送信してください。
Red Hat は、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes の問題の調査中に、診断バンドルの送信をお願いする場合があります。診断バンドルを生成し、送信する前にそのデータを検査できます。
注記
診断バンドルは暗号化されておらず、環境内のクラスターの数に応じて、バンドルサイズは 100 KB から 1 MB の間です。このデータを Red Hat に転送するときは、必ず暗号化されたチャネルを使用してください。
11.1. 診断バンドルデータ
診断バンドルを生成すると、次のデータが含まれます。
- Central ヒーププロファイル。
- システムログ: すべての Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントのログ (過去 20 分間) と、最近クラッシュしたコンポーネントのログ (クラッシュの最大 20 分前)。システムログは、環境のサイズによって異なります。大規模なデプロイメントの場合、データには、再起動回数が多いなど、重大なエラーのみが発生したコンポーネントのログファイルが含まれます。
- Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントの YAML 定義: このデータには Kubernetes シークレットは含まれていません。
-
OpenShift Container Platform または Kubernetes イベント:
stackrox
名前空間内のオブジェクトに関連するイベントの詳細。 オンライン Telemetry データには、次のものが含まれます。
- ストレージ情報: データベースのサイズと、接続されたボリュームで使用可能な空き領域の量に関する詳細。
- Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントの可用性情報: Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes コンポーネントのバージョン、それらのメモリー使用量、および報告されたエラーに関する詳細。
- 粒度の細かい使用状況に関する統計: API エンドポイント呼び出しカウントと報告されたエラーステータスに関する詳細。API リクエストで送信される実際のデータは含まれません。
- ノード情報: 各セキュアクラスターのノードに関する詳細。これには、カーネルとオペレーティングシステムのバージョン、リソースのプレッシャー、および taint が含まれます。
- 環境情報: Kubernetes または OpenShift Container Platform のバージョン、Istio バージョン (該当する場合)、クラウドプロバイダーのタイプ、およびその他の同様の情報を含む、各セキュアクラスターに関する詳細。