5.6. Kafka Bridge の設定
Kafka Bridge 設定には、接続先の Kafka クラスターのブートストラップサーバー仕様と、必須の暗号化および認証オプションが必要になります。
コンシューマーの Apache Kafka 設定ドキュメント およびプロデューサーの Apache Kafka 設定ドキュメント で説明されているように、Kafka Bridge コンシューマーおよびプロデューサー設定は標準です。
HTTP 関連の設定オプションでは、サーバーがリッスンするポート接続を設定します。
CORS
Kafka Bridge では、CORS (Cross-Origin Resource Sharing) の使用がサポートされます。CORS は、複数のオリジンから指定のリソースにブラウザーでアクセスできるようにする HTTP メカニズムです (たとえば、異なるドメイン上のリソースへのアクセス)。CORS を使用する場合、Kafka Bridge を通じた Kafka クラスターとの対話用に、許可されるリソースオリジンおよび HTTP メソッドのリストを定義できます。リストは、Kafka Bridge 設定の http
仕様で定義されます。
CORS では、異なるドメイン上のオリジンソース間での シンプルな リクエストおよび プリフライト リクエストが可能です。
- シンプルなリクエストは、そのヘッダーで許可されるオリジンを定義する必要のある HTTP リクエストです。
- プリフライトリクエストでは、オリジンとメソッドが許可されることを確認するために、実際のリクエストの前に初期 OPTIONS HTTP リクエストが送信されます。
Kafka ブリッジ設定の YAML 例
apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2 kind: KafkaBridge metadata: name: my-bridge spec: # ... bootstrapServers: my-cluster-kafka:9092 http: port: 8080 cors: allowedOrigins: "https://strimzi.io" allowedMethods: "GET,POST,PUT,DELETE,OPTIONS,PATCH" consumer: config: auto.offset.reset: earliest producer: config: delivery.timeout.ms: 300000 # ...
その他のリソース
- Fetch CORS 仕様