1.3. 設定の更新のリロード
デフォルトでは、ブローカーは 5000 ミリ秒ごとに設定ファイルの変更をチェックします。ブローカーが設定ファイルの最後の変更されたタイムスタンプの変更を検出する場合、ブローカーは設定変更の実行を決定します。この場合、ブローカーは設定ファイルを再読み込みして変更を有効にします。
ブローカーが broker.xml 設定ファイルを再読み込みすると、以下のモジュールを再読み込みします。
アドレス設定およびキュー
設定ファイルを再読み込みすると、アドレス設定が、設定ファイルから削除されたアドレスおよびキューを処理する方法を決定します。これは、
config-delete-addressesおよびconfig-delete-queuesプロパティーで設定でき ます。詳細は、付録B アドレス設定要素 を参照してください。セキュリティー設定
既存のアクセプターの SSL/TLS キーストアおよびトラストストアをリロードすると、既存のクライアントに影響を与えずに新しい証明書を確立できます。接続されているクライアントは、古い証明書または異なる証明書を持つクライアントであっても、メッセージの送受信を継続できます。
Diverts
設定の再読み込みにより、追加した 新しい 迂回をデプロイします。ただし、設定から迂回を削除したり、
<divert>要素内のサブ要素に変更しても、ブローカーを再起動するまで反映されません。
以下の手順では、ブローカーが broker.xml 設定ファイルへの変更をチェックする間隔を変更する方法を説明します。
手順
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<broker_instance_dir>/etc/broker.xml設定ファイルを開きます。 <core>要素内に<configuration-file-refresh-period> 要素を追加し、更新期間 (ミリ秒単位) を設定します。以下の例では、設定の更新の期間を 60000 ミリ秒に設定します。
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設定ファイルへの何らかの理由でアクセスできない場合は、管理 API またはコンソールを使用して設定ファイルのリロードを強制することもできます。設定ファイルは、ActiveMQServerControl で管理操作 reloadConfigurationFile() を使用してリロードできます (ObjectName org. apache.activemq.artemis:broker="BROKER_NAME" またはリソース ネーム server を使用)。
関連情報
- 管理 API の使用方法は、Managing AMQ Broker の Using the Management API を参照してください。