4.4. Event-Driven Ansible Controller のシステム要件
Event-Driven Ansible コントローラーは、CPU コアの数に応じて、可変数の長時間実行プロセス (ルールブックアクティベーションなど) をオンデマンドで処理できるシングルノードシステムです。デフォルトで最大 12 個の同時アクティベーションを実行するには、次の最小要件を使用します。
要件 | 必須 |
---|---|
RAM | 16 GB |
CPU | 4 |
ローカルディスク | 最小 40 GB |
重要
- Red Hat Enterprise Linux 8 を実行していてメモリー制限を設定したい場合は、Event-Driven Ansible をインストールする前に cgroup v2 を有効にする必要があります。具体的な手順については、Knowledge-Centered Support (KCS) のソリューション記事 Ansible Automation Platform Event-Driven Ansible controller for Red Hat Enterprise Linux 8 requires cgroupv2 を参照してください。
- 標準条件下で Event-Driven Ansible ルールブックをアクティブ化すると、約 250 MB のメモリーが使用されます。ただし、実際のメモリー消費量は、ルールの複雑さと処理されるイベントのボリュームおよびサイズによって大幅に異なる可能性があります。大量のイベントが予想される場合やルールブックの複雑さが高いシナリオでは、ステージング環境でのリソース使用量の事前評価を行います。これにより、アクティベーションの最大数はリソースの容量に基づいて行われます。Event-Driven Ansible コントローラーの最大実行アクティベーションの設定例については、単一 Automation Controller、単一 Automation Hub、および外部 (インストーラー管理) データベースを備えた単一 Event-Driven Ansible Controller ノード を参照してください。