4.3. Automation Hub のシステム要件
Automation Hub を使用すると、Red Hat Ansible および認定パートナーからの新しい認定自動化コンテンツを見つけて使用できます。Ansible Automation Hub では、クラウド自動化、ネットワーク自動化、セキュリティー自動化などのユースケースのために Red Hat とパートナーによって開発された、サポート対象自動化コンテンツである Ansible コレクションを検出して管理できます。
Automation Hub には、以下のシステム要件があります。
要件 | 必須 | 備考 |
---|---|---|
RAM | 最小 8 GB |
|
CPU | 最小 2 つ | 設定内のフォークに基づく容量については、Automation Controller の容量決定とジョブへの影響 を参照してください。 |
ローカルディスク | 60 GB ディスク |
少なくとも 40 GB をコレクションストレージ用に |
Ansible Automation 実行ノードと Automation Hub のシステム要件は異なるため、ネットワークのニーズを満たさない可能性があります。必要なメモリー量を決定するための一般的な式は、合計制御容量 = 合計メモリー (MB)/フォークサイズ (MB) です。
Private Automation Hub
内部アドレスから Private Automation Hub をインストールし、外部アドレスしか記載されていない証明書を使用している場合は、インストールして証明書の問題がなくてもコンテナーレジストリーとして使用できなくなる可能性があります。
これを回避するには、automationhub_main_url
インベントリー変数を使用し、インストールインベントリーファイル内の Private Automation Hub ノードにリンクする値 (https://pah.example.com など) を指定します。
これにより、外部アドレスが /etc/pulp/settings.py
に追加されます。これは、外部アドレスのみを使用することを意味します。
インベントリーファイル変数の詳細は、Red Hat Ansible Automation Platform インストールガイド の インベントリーファイル変数 を参照してください。
4.3.1. 高可用性 Automation Hub の要件
高可用性 (HA) Automation Hub をデプロイする前に、環境に共有ファイルシステムがインストールされていること、および該当する場合はネットワークストレージシステムが設定されていることを確認してください。
4.3.1.2. ネットワークストレージ用の firewalld のインストール
Automation Hub ノード自体にネットワークストレージを使用して HA Automation Hub をインストールする場合は、Ansible Automation Platform インストーラーを実行する前に、最初に firewalld
をインストールして、共有ストレージシステムで必要なポートを開く必要があります。
以下のコマンドを実行して firewalld
をインストールして設定します。
firewalld
デーモンをインストールします。$ dnf install firewalld
以下のコマンドを使用して、<service> にネットワークストレージを追加します。
$ firewall-cmd --permanent --add-service=<service>
注記対応しているサービスの一覧は
$ firewall-cmd --get-services
コマンドを使用します。リロードして設定を適用します。
$ firewall-cmd --reload