1.2. OVN-Kubernetes 設定ファイルの作成
OVN-Kubernetes 設定ファイルが作成されていないと、Red Hat build of MicroShift は組み込みのデフォルト OVN-Kubernetes 値を使用します。OVN-Kubernetes 設定ファイルを /etc/microshift/ovn.yaml
に書き込むことができます。設定用のサンプルファイルが提供されています。
手順
ovn.yaml
ファイルを作成するには、次のコマンドを実行します。$ sudo cp /etc/microshift/ovn.yaml.default /etc/microshift/ovn.yaml
作成した設定ファイルの内容を一覧表示するには、次のコマンドを実行します。
$ cat /etc/microshift/ovn.yaml.default
デフォルト値を含む yaml 設定ファイルの例
ovsInit: disableOVSInit: false gatewayInterface: "" 1 mtu: 1400
- 1
- デフォルト値は、未指定を意味する空の文字列です。CNI ネットワークプラグインは、デフォルトの経路とのインターフェイスを自動検出します。
設定をカスタマイズするには、使用できる有効な値を一覧表示した次の表を使用します。
表1.1 サポート対象の Red Hat build of MicroShift の OVN-Kubernetes 設定 (任意) フィールド 型 デフォルト 説明 例 ovsInit.disableOVSInit
bool
false
microshift-ovs-init.service
における OVS ブリッジのbr-ex
設定をスキップしますtrue [1]
ovsInit.gatewayInterface
Alpha
eth0
API ゲートウェイである Ingress
eth0
mtu
uint32
auto
Pod に使用される MTU 値
1300
OVS ブリッジが必要です。
disableOVSInit
が true の場合は、OVS ブリッジbr-ex
を手動で設定する必要があります。重要ovn.yaml
ファイルのmtu
設定値を変更した場合に、更新された設定を適用するには、Red Hat build of MicroShift が実行しているホストを再起動する必要があります。
カスタム ovn.yaml
設定ファイルの例
ovsInit: disableOVSInit: true gatewayInterface: eth0 mtu: 1300
ovn.yaml
設定ファイルで disableOVSInit
が true に設定されている場合は、br-ex
OVS ブリッジを手動で設定する必要があります。